

そしてコシノさん。山を開拓する人のユニフォームをデザインしたことがある。「とっても派手なもの。山は危険だからそのようにした。とても喜んでもらって、それを着たまま食事にも行ったそうです。着るとモテるんですって。ハードな仕事だけどあれで人が変わった。街の建設現場でも、うるさいと言われても楽しそうに働く人がいたら、明るいイメージになる。それで周りも変わる。大切ですね」。そしてこう締めくくった。「皆さんの仕事はハードだと思う。そのハードな仕事をソフトに変えていく。デザインの力で感覚が変わってくる。すると楽しくなる。仕事は楽しいもの。仕事によってコミュニケ―ションができたり、人生の成功につながると思う。人生楽しくやりましょ」。

人との出会いが、チカラを生みカタチにする。その出会いはどこにでもある。デザインと建設現場でも素晴らしい出会いがあった。それはさらに未来への道に繋がっている。

※この記事は、ラジオ関西『カタチにするチカラ~デザインと現場の交差点~』2025年8月9日(土、18:00~19:00)放送分を基に再構成しました。





