■ポーランド料理
現地の料理は旅の楽しみのひとつですね。ポーランドの料理も前評判に違わずおいしいものがたくさんありましたので、ここで少しご紹介したいと思います(たいていの場合、一人前の量が多いのでご注意を!)。
最初の食事でいただいたのが、ビーツと山羊のチーズのサラダ。葉物野菜の上に赤いビーツ、真ん中には外側を炙った山羊のチーズ、トッピングにひまわりの種とザクロというポーランドらしい食材をつかったサラダで、それはそれはとってもおいしいのですが、なかなかのボリューム。この後に出てきたメインのお肉も食べたら夜まで満腹で、ポーランドの“洗礼”を受けたのでした。

ポーランド料理を語る上で外せないのがスープ。夏のポーランドでは冷製スープがよく飲まれるそうです。赤いビーツを使ったピンク色のスープも有名ですが、今回いただいたのはビーツを使わない白いスープ。きゅうりやヨーグルトを使った酸味のあるスープで、最初は酸っぱく感じますが、慣れるとクセになりそうな味でした(一緒に食事をしていたJazz Po Polskuのヤクブさんは「風邪引いたときにお母さんがよく作ってくれた」と言っていました)。この他に、ライ麦を使ったサワースープも定番だそうです。

次に紹介したいのが「タルタル」です。モンゴル系遊牧民の「タタール族」の馬肉の食べ方が起源とされている生肉を細かく刻んで薬味やマスタードなどと和えた料理で、ポーランドでも定番メニューの一つです。
通常は牛肉のタルタルですが、こちらはニシンのタルタル。ピクルスや玉ねぎと和えたものにケーパーやマスタードが添えられていて、これが美味。ホテルの朝食ビュッフェにもニシンのマリネが用意されていたのですが、こちらもさっぱりとしていて日本人好みの味。

ポーランドのスイーツといえば、ポーランド式揚げドーナツの「pączki(ポンチキ)」。もちっとした生地の揚げドーナツに砂糖のコーティング(シュガーグレーズ)がされていて、たいていの場合中にジャムやクリームのフィリングが入っています。
Jazz from Poland in JapanのArtistic Directorを務めるAsiaさんイチオシのお店「Cukiernia Pawłowicz」でベリーのジャムが入ったポンチキをゲット。生地は甘いのですが、中のジャムは甘酸っぱくて、いいバランスでした。この周辺は色々なお店が立ち並ぶおしゃれなショッピングエリアなのですが、散策のお供にもピッタリです。







