日本初公開、ルネサンスの名画さらに ペルジーノ『正義の旗』大阪・関西万博 イタリア館 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

日本初公開、ルネサンスの名画さらに ペルジーノ『正義の旗』大阪・関西万博 イタリア館

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 大阪・関西万博のイタリアパビリオンで8月31日、新たな美術作品の展示が始まった。

大阪・関西万博イタリア館で公開されたペルジーノの絵画『正義の旗』〈2025年8月31日午前 大阪市此花区・夢洲〉

 作品は、ルネサンス期に活躍したピエトロ・ヴァンヌッチ(通称・ペルジーノ 1450頃〜1523)の絵画『正義の旗』。

 ペルージャのウンブリア国立美術館に所蔵され、イタリア国外での展示は初。10月13日の閉幕日まで鑑賞できる。

大阪・関西万博イタリア館で公開されたペルジーノの絵画『正義の旗』〈2025年8月31日午前 大阪市此花区・夢洲〉

 ペルジーノは、イタリア・ルネサンス期の三大巨匠(※)の一人・ラファエロの師匠として知られる。
 最も成熟していたとされる1496年に制作された。 縦約2.2メートル、横約1.4メートルの油彩絵画は、上下2段で構成されている。

 上段にはセラフィム(最高位の天使)と踊る天使たちに囲まれた聖母子が描かれ、下段には祈りを捧げる聖フランチェスコと聖ベルナルディーノ・ダ・シエナ、さらに頭巾を被った信者や群衆が描かれている。

 背景には、ペルージャ(ウンブリア州・州都)の街並みが描かれている。

 『正義の旗』は、聖ベルナルディーノ信徒会がペルージャの街を行進する際の旗(ゴンファローネ)として依頼したもの。
 背景のペルージャの街並みとして、プリオーリ宮殿、サン・ロレンツォ大聖堂の鐘楼、サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会(現存せず)が描かれ、地域的なアイデンティティが強く込められている。

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