「オブラート」に包むのは言葉だけじゃない? 100年前から包まれてた鹿児島発の“菓子”が存在した

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 相手を刺激しないように発言することを意味する慣用句、「オブラートに包む」。さて、このオブラートについて昭和世代はピンとくる人が大勢居るでしょうが、イマドキの若者で知る人は少ないのでは? あらためて「オブラートとは一体何なのか」を、セイカ食品株式会社(本社:鹿児島県)の東龍吾さんに聞きました。

オブラートについて調べてみた

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「オブラートは、サツマイモやジャガイモに含まれる『でんぷん』を薄く成型したもの。言うなれば“食べられる極薄シート”です」と東さん。かつては粉薬をオブラートに包み飲む……という用途などもあったそう。

オブラートに包まれた薬

 さてオブラートについて、なぜ東さんの勤めるセイカ食品に取材したのかというと、なんと100年前からオブラートを使った食品を扱う会社だったからです。その食品とは「ボンタンアメ」。1925年に同社より誕生しました。ボンタンアメにオブラートが使われた理由を、東さんは次のように説明します。

「ボンタンアメはもち米と水あめを主原料としており、粘着性が高いのです。そのままだと飴同士がくっついてしまい、だからといって通常の包装紙を用いても貼り付きうまく剥がせない。そこで『飴と一緒に食べられる包装材』としてオブラートが採用されたのです」(東さん)

ボンタンアメには100年前から使われている

 最近では包装技術が進化したこともあり、目にすることが少なくなったオブラート。よく調べてみると、ボンタンアメ以外にも使われていることがあるかもしれません。

昭和世代なら見た事ある? 缶入りオブラート

(取材・文=迫田ヒロミ)

※ラジオ関西『Clip』2025年9月2日放送回より

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