●原田大二郎✕佐藤正治
『朗読とパーカッションの新世界~但馬の旅~』
場所:香美町小代区総合センター
昨年、原田さん自らフリンジに応募・参加し、スタッフを驚かせた。今回も圧巻の朗読と、魂を揺さぶる音空間を作り上げる。13日(土)香美町では坂口安吾作品、23日(火・祝)朝来市では宮沢賢治作品を上演する。
●小菅紘史×中川裕貴
『山月記』
場所:新温泉町 八幡神社
高校教科書にも載っている中島敦『山月記』を、俳優・小菅紘史の身体による語りと、音楽家・中川裕貴のチェロ演奏によって舞台化。虎になってしまった男の孤独と郷愁(きょうしゅう)を描く。
●ハイドロブラスト(太田信吾/竹中香子)
『最後の芸者たち リクリエーション版』
場所:出石永楽館
“城崎温泉最後の芸者”のもとで実際に稽古に励み、芸者文化を学んだハイドロブラストの2人に加え、劇中音楽は長年にわたって劇団「維新派」で音楽監督を務めた内橋和久が担当。内橋さんの音楽に合わせて披露されるお座敷芸のシーンは、独特の世界観を生み出しており本作の大きな見どころのひとつといえる。
●喜界島サンゴ礁科学研究所 演劇プロジェクト
『海のセレナーデ』
場所:江原河畔劇場
数あるプログラムのなかでも、もしかすると、成り立ちが最もユニークな公演。さまざまな理由から“聖地”だともいわれる喜界島に設けられた「喜界島サンゴ礁科学研究所」が、2021年から青年団とはじめた演劇プロジェクト。サンゴの分子解析から人類史まで、研究の最前線と演劇の想像力が融合した作品となっている。
そのほかにも、親子で楽しめる子ども向けプログラム「to R mansion ✕川村亘平『あらしのよるに』」や、フリンジ参加作品をまるっと楽しめるフリンジショーケースも行われる。
13日(土)、14日(日)には、JR江原駅前でフェスティバルナイトマーケットを開催。但馬の魅力あふれる特産品や食とともに、大道芸などが楽しめる。
「今年も、お客様とアーティスト、そして地元の方が交流できるミーティングスポットを豊川市役所近くの『まちの基地アンテナ』に設けています。そこでは随時トークが行われたり、あるいは飲み物をちょっと試飲できたり、そういうふらっと立ち寄れる場所になりますのでご活用いただきたいですね。集合場所にしていただいて、そこからまちに繰り出して飲みに行くなど、大歓迎です」(松岡さん)
なお、公式プログラムについては各公演若干数、当日券が用意される予定だ。





