シンガポール館、”和菓子作り”の実演 千利休のふるさと堺市、茶の湯文化伝える 大阪・関西万博

LINEで送る

この記事の写真を見る(9枚)

 大阪・関西万博のシンガポールパビリオンで8月29日、大阪府堺市の”茶の湯”文化と合わせて発展した和菓子作りの実演イベントが開かれた。

大阪・関西万 シンガポール館で堺市とコラボレーションして開催された和菓子作りの実演〈2025年8月29日 大阪市此花区・夢洲〉
「まずは花びらの型取りから」シンプルに見えて難しい職人技を披露
ミャクミャク、マーリー、ドリームスフィアを巧みに表現

 堺市にシンガポール名誉総領事館があるのが縁で、4月の開幕時に堺市が話を持ち掛けて実現した。

 堺市は大阪・関西万博で、シンガポールをはじめポルトガル、ヨルダン、チェコなどとコラボレーションイベントを開催(一部予定)。

 天下一の茶人・千利休のふるさとでもある堺らしく、5月には会場内で1日1000人の大茶会も開いた。

 シンガポールパビリオンを象徴する赤い球体「ドリームスフィア」、パビリオンの公式マスコットキャラクター「マーリー」、「サニー」の3種類を和菓子で表現した。

シンガポールパビリオン・公式キャラクター「マーリー」

 パビリオンの外観は「青海波(せいがいは)」と呼ばれる同心円の一部が扇状に重なり合う、うろこのような模様で、 未来永劫に続く幸せや平穏な生活への願いが込められた縁起の良い伝統文様が特徴だ。

シンガポールパビリオン「ドリームスフィア」と大屋根リング
LINEで送る

関連記事