空港と清酒発祥のまち伊丹市 子育て支援にも力を入れ「便利で住みやすい」就任から4か月の中田市長

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 伊丹市では、子育て支援の一環として『習い事バウチャー制度』の導入を目指す。子どもの習い事にかかる費用をクーポン券で支援するもので「経済的な事情で、習い事ができる子どもとできない子どもの“体験格差”が生まれている。できるだけ多くの子どもたちが、習いごと(を通じた体験)ができるような体制を作っていきたい」と力を込めた。その上で「これは、市長就任にあたり訴えかけてきた政策のひとつで、伊丹市は次の世代への投資に力を入れていく」と、意気込んだ。

「伊丹市では次の世代への投資に力を入れていく」と話す、中田市長(左)
「伊丹市では次の世代への投資に力を入れていく」と話す、中田市長(左)

 伊丹市では、毎年秋恒例のイベントがある。9月5日から14日まで開催される『鳴く虫と郷町(ごうちょう)』。江戸時代に庶民に親しまれた『虫聴き』を現代風にアレンジし、スズムシやキリギリスなどの音色を、市立伊丹ミュージアムを中心にまちのいたる所で楽しむことができる。

過去の「鳴く虫と郷町」の様子 まちのいたるところでスズムシなどの音色が聞こえる(画像提供:伊丹市)
過去の「鳴く虫と郷町」の様子 まちのいたるところでスズムシなどの音色が聞こえる(画像提供:伊丹市)
江戸時代から残る酒蔵でも虫かごを置いて、当時の「虫聴き」を再現(画像提供:伊丹市)
江戸時代から残る酒蔵でも虫かごを置いて、当時の「虫聴き」を再現(画像提供:伊丹市)

 毎年、スズムシ里親プロジェクトで、次の年に音色を奏でる虫をボランティアらが育てていて、地域が一体となって20年間続けているイベントだという。中田市長は「夜は風が吹いて比較的涼しい時期。風情ある江戸時代の街並みに、夕涼みがてら訪れてほしい」と呼びかけた。

 ※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年9月3日放送回より 

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