昭和の“オカルト”ブーム 「金縛りはクセになる」「ツチノコを見た」←驚きエピソード続々 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

昭和の“オカルト”ブーム 「金縛りはクセになる」「ツチノコを見た」←驚きエピソード続々

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 ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)で、「昭和のオカルトブーム」を取り上げました。

 オカルトブームは、1970年代から1990年代にかけて日本で流行した社会現象で、心霊現象、UFO、UMA、超能力、都市伝説、超常現象、宇宙人、終末論などがありました。

「オカルト」という言葉は、科学的に説明ができない「神秘的なこと」「超自然的なもの」という意味で使われています。なにか不思議なことや信じられない出来事が起こると、「オカルト現象だ!」なんて表現をしたりもしますよね。

 日本では、1973年に、小松左京『日本沈没』、五島勉『ノストラダムスの大予言』が大ベストセラーを記録。心霊現象を題材にしたテレビ番組『あなたの知らない世界』(日本テレビ放送網)の放映がはじまったのも、1973年でした。このあたりから一気に、オカルトブームが加速したようです。

『ノストラダムスの大予言』は、フランスの医師で占星術師でもあったノストラダムスが1555年に著した『予言集』をもとに書かれたものですが、そのなかのひとつの詩、「1999年7の月、空から恐怖の大王が降りてくる」という一文が、日本中をざわつかせました。

「1999年に人類が滅亡する」と解釈されたわけですね。宇宙人説(UFO )、核戦争、巨大隕石衝突、災害など、さまざまな噂がありました。

 なかには、「どうせ死ぬなら好きなことをしてやる」と財産を使い果たす人がいたほか、「世界を救うのだ」と言って怪しい修行をはじめる人もいたとか……。現代ほど情報が多くなかった時代。テレビ、ラジオ、雑誌で取り上げられたものからブームが起こったのかもしれません。

 こうした予言・終末論系は、その後も『マヤの予言』『ファティマの予言』、最近では、2025年7月に日本に大災厄が起こるというのもありました。

 超能力&スプーン曲げもブームとなりました。ユリ・ゲラーが来日し、テレビを通じて念力を送ってお茶の間で一緒にスプーンを曲げた、止まっていた時計が動き出した、という報告が続々とテレビ局に入ったのだとか。

 昭和の終盤には、Mr.マリックの登場もありました。サマンサは昨年、Mr.マリックのライブイベントに出演してスプーン曲げを習得しているそう。ただ、「最近やっていないのでできないかも」とお茶を濁していました。

サマンサはスプーン曲げを習得?

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