明石市立天文科学館 リニューアル工事のため10月から休館 休館中は出張イベントなど予定 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

明石市立天文科学館 リニューアル工事のため10月から休館 休館中は出張イベントなど予定

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 時と宇宙の博物館・明石市立天文科学館(兵庫県明石市)が、リニューアル工事のため、10月1日から長期休館する。

 東経135度の日本標準時子午線上に建つ同館は、1960年6月10日に開館。1995年の阪神・淡路大震災で大破したものの、開館当初から稼働するプラネタリウムが唯一無事だったため、再開につながった。その震災リニューアルから約27年が経った。今回、空調設備の改修などを行い、合わせて照明をLEDにするなど環境に配慮した整備を行うため、10月1日から全館休館する。リニューアルオープンは2026年夏ごろを予定している。

明石市立天文科学館
明石市立天文科学館

 長期休館となるため、同館で例年11月23日(勤労感謝の日)に開催している「熟睡プラ寝たリウム」を、9月23日(秋分の日)に開催する。また「史上最短(?)タイムカプセル~メッセージブラックホール」を設置し、来館者に、1年後の自分や家族、友人に向けたメッセージを、ブラックホール型のポストに投函するよう呼び掛けている。寄せられたメッセージは、リニューアルオープン後、館内に掲示する予定。そして休館前、最終日となる30日には特別イベントを用意している。13時からは、「あかし★てんもんラジオ配信」を、You Tubeチャンネルで行う。配信は3階天文サロンから行うため、その様子は見学可能。そして16時50分から17時までは、出口扉のシャッターを下ろすフォトタイムを設ける。同館のオリジナルキャラクターで、時と宇宙を守るヒーロー・シゴセンジャーと、その敵役、プラネタリウムの解説台を乗っ取り、ダジャレ交じりの寒い星空解説を行うブラック星博士が登場する。

 休館中は、明石公園での天体観望会や、あかし市民広場での移動式プラネタリウムやワークショップなど出張イベントを計画している。また中秋の名月や夕焼けパンダのライブ配信のほか、注目の天文現象などを紹介する「おうちで天文科学館」も毎月配信する。同館では、「快適で魅力たっぷりに生まれ変わった明石市立天文科学館に期待してほしい」としている。

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