落語家総勢約100人! 新開地で「第1回神戸落語まつり」 喜楽館、ホール、映画館 11月1・2日

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 この秋、神戸・新開地のあちこちで笑いの渦が発生!「第1回神戸落語まつり」が11月1日(土)と2日(日)の2日間を中心に、神戸市兵庫区の新開地エリアで開催される。上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」をはじめ、地元ホールや映画館などを舞台に、ベテランから若手注目株まで総勢約100人の多彩な噺家が高座をつとめる。

神戸新開地・喜楽館

 メイン会場の喜楽館では会期を拡大し、10月27日(月)~11月2日(日)の昼席「復活もとまち寄席 恋雅亭」を実施。「もとまち寄席 恋雅亭」は、神戸元町商店街(神戸市中央区)の風月堂ホールで42年にわたり続いてきた地元に密着した落語会だったが、ホールの老朽化などを受けて2020年春、幕を下ろした。
今回の寄席は、コロナ禍により実現しなかった最後の公演をしのび、上方落語協会の枠を超えた様々なゲストを迎え、にぎやかに開催する。

「みなとがわホール」では11月1日、小学生のみ観覧できる「神戸子どもだけ寄席」(午前10時半と午後3時開演、各回90分)を、2日には桂あやめさんらが出演する落語会「新開地120年、はじめて楽しむ〈古くて新しい〉落語と新開地」(午前と午後、2回ずつ公演)を開催。同ホールでの公演は全席無料招待で、観覧希望者は兵庫県神戸県民センターのHPから申し込む。

 劇場や多目的ホールが入る「新開地アートひろば」では、1回45分間の公演を1日10公演、計20公演実施、1階のコミュニティスペースを休憩中の落語家と話したり、お茶を飲んだりする交流の場とする。新開地まちづくりNPO2階の「新開地まちづくりスクエア」では桂雀三郎さんが番組を企画、「新開地寄席スペシャル」と銘打ち、朝席・昼席・夜席の3席を2日間、計6回公演を行う。

 一方、映画館「パルシネマしんこうえん」は「落語と映画を楽しむ会」を企画。桂あやめさん監督、月亭八光さん主演の映画「あなたのためならどこまでも」を上映するほか、落語会、トークイベントも催す予定。さらに新開地商店街では、さまざまな店で落語家がトークや得意料理を提供する「落語家お店ジャック☆街中が落語まつり」を開く。

新開地アートひろば
パルシネマしんこうえん

 桂あやめさんは「新開地に来たことがない女性もいると思うが、最近はこの辺でも女の人が1人でやっている店が多い。女性客も気軽に入れると思うので、店のマップを作って配りたい。商店街には立ち飲み(形式で楽しむ)ミックスジュースや昭和の頃と同じ値段のままのレモン水もある。『神戸子どもだけ寄席』の付き添いで来た保護者は、上演中、商店街をうろついてもらったら絶対楽しい」とPRした。

◆「第1回神戸落語まつり」
会場:神戸新開地・喜楽館、みなとがわホール、新開地アートひろば、新開地まちづくりNPO2階「新開地まちづくりスクエア」、パルシネマしんこうえん
会期:2025年11月1日(土)・2日(日) ※神戸新開地・喜楽館は10月27日(月)~11月2日(日)
各会場入場料:神戸新開地・喜楽館 前売・当日ともに3500円。同館窓口とチケットぴあで販売/みなとがわホール 観覧無料。希望者は兵庫県神戸県民センターのHPから事前に申し込む。先着順/新開地アートひろば 1回券1000円、半日券3000円、1日券5000円、2日券8000円。前売券は喜楽館窓口で、当日券はアートひろば入口で販売/新開地まちづくりスクエア 前売・当日ともに1公演1500円。新開地まちづくりNPO(電話078-576-1218)で販売/パルシネマしんこうえん 前売り、当日ともに1800円
問い合わせ:神戸新開地・喜楽館 電話078-335-7088

第1回神戸落語まつり公式サイト https://kobe-rakugomatsuri.jp/

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