ドラマでも話題「ゆる薬膳」がトレンド!? 手軽に楽しめるドリンクやレトルトカレー、調理キットまで | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ドラマでも話題「ゆる薬膳」がトレンド!? 手軽に楽しめるドリンクやレトルトカレー、調理キットまで

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“シビ辛”薬膳スープが特徴の「麻辣湯(マーラータン)」の流行をきっかけに、今、注目が高まっている「薬膳」。同テーマのNHKドラマが話題を集めるなど、関心が広がっていますが、実際にはどんなものなのでしょうか。専門家に話を聞くとともに、自宅で気軽に「ゆる薬膳」を楽しめるアイテムについても取材しました。

自宅で楽しめる「ゆる薬膳」アイテムも多数登場している
自宅で楽しめる「ゆる薬膳」アイテムも多数登場している

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【 そもそも「薬膳」とは? 】

 まずは薬膳料理研究家・管理栄養士の槇玲(まり)先生(株式会社yakuzen story食べあわせ薬膳レシピスクール代表)に、薬膳とは何かを聞きました。

「薬膳とは、すべての食材は『薬』であり、同時に薬は『毒』にもなり得る、という考え方です。いつ、どんなとき、何を食べるか。食材の選び方がわかれば、日々の心身は自然と整っていきます」(槇玲先生)

 槇玲先生は、スーパーで購入できるような身近な食材を使った「食べあわせ薬膳」を提唱しています。今回、おすすめの食材の組み合わせを教えてもらいました。

・かぼちゃ×にら
(→冷えやすく、気力がわかないときに)
「かぼちゃは“温性”の食材で、胃腸を温め、体の内側から保温する力があります。胃腸が冷えると代謝が落ち、栄養も吸収できなくなりますが、かぼちゃを食べることで冷えにくい土台づくりができます。秋から冬にかけての冷え対策にはぴったりです」(槇玲先生)

・生姜(しょうが)×キャベツ
(→食べすぎ・重だるさを感じるときに)
「生姜は“温性”で、体を温め、気血の巡りを促進し、冷えや老廃物を体の外へ追い出す力に優れています。『巡らせる』『外に出す』『内側から温める』を兼ね備え、冷え性・疲労・代謝低下に悩む人の心強い味方です」(槇玲先生)

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【 自宅で楽しめる「ゆる薬膳」アイテムにも注目 】

 薬膳ブームにのって、自宅や職場でも手軽に薬膳を取り入れられる「ゆる薬膳」アイテムも登場しています。

 忙しい日やちょっと疲れたときの救世主、レトルトカレーにも薬膳アイテムが。その1つ、AKプラスの「国立(くにたち)薬膳カレー」は、クローブや陳皮、山椒など30種類のハーブ&スパイスを使った本格派で、封を切ったとたんに華やかなスパイスの香りが広がります。

 株式会社AKプラス代表でスパイスマスターの三上義礼さんは「国立薬膳カレーは約10年前、父である先代社長と幼なじみの友人が人生の節目に『究極に人に優しいカレーを作りたい』と苦労して開発しました。『動物性脂のラード、小麦粉、増粘剤』を使わないレトルトカレーを、彼らの思いと秘伝のスパイスとともに受け継いでいます」と話します。

「国立(くにたち)薬膳カレー」は、ビーフ・ポーク・チキン・やさい・きのこ・ルー(液状)の6種類
「国立(くにたち)薬膳カレー」は、ビーフ・ポーク・チキン・やさい・きのこ・ルー(液状)の6種類
株式会社AKプラス代表で、スパイスマスターの三上義礼さん(画像提供:株式会社AKプラス)
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