ヴィクトリーナ姫路の新キャプテン・佐々木千紘「私たちのプレーでもっと姫路を盛り上げたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィクトリーナ姫路の新キャプテン・佐々木千紘「私たちのプレーでもっと姫路を盛り上げたい」

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 バレーボール・SVリーグ女子のヴィクトリーナ姫路で、2025-26シーズンのキャプテンを務める、佐々木千紘選手。2020年からヴィクトリーナの一員となったミドルブロッカーは、内定選手時代から数えると今季でチーム一筋7シーズン目を迎えます。長きにわたってピンクのユニホームで戦い続ける新リーダーに、チームをまとめる思い、今季にかける意気込みなどを聞きました。

佐々木千紘選手(写真:ラジオ関西)

 キャプテンとして、日本代表選手や各国の代表経験者ら、個性的なタレントをまとめる立場になった佐々木選手。チームは昨シーズンから選手が大幅に入れ替わりましたが、新シーズン始動からアヴィタル・セリンジャー監督のもとでトレーニングを積むなか、ヴィクトリーナのバレースタイルに新加入選手がなじみ始めているのを実感しているといいます。

 開幕1か月前の9月11日と12日に地元・姫路のファン・サポーターの前で行われたプレシーズンマッチでは、同じSVリーグの群馬グリーンウイングスを相手に、世界バレー(世界選手権)出場の日本代表組らが不在の中、多くのメンバーを試しながら2連勝。「かなりよかったところもあり、修正できるところもある。まだまだ伸びしろのあるチーム。代表組らが戻れば、さらにレベルを上げることはできると思う」と、新シーズンに向けての手ごたえをつかみました。

プレシーズンマッチでは先発出場し、チームをまとめた佐々木千紘選手(右の4番)(写真:ラジオ関西)

 SVリーグのレギュラーシーズンは、44試合。昨シーズン、初めてその長丁場を経験した佐々木選手は、「チームがそれぞれ別の方向を向かずに、ひとつの試合のために、ひとつの方向に向いて、一致団結することがすごく重要だとわかった」と語ります。

 今シーズン、チームメイトを牽引する立場となる背番号4は、「(昨シーズンまで主軸だった)井上愛里沙さん、柴田真果さんが引っ張ってくれたところを補うべく、(チームに長く在籍する)田中咲希選手や櫻井美樹選手の力も借りながらチームをまとめていき、一丸となって戦っていけるようがんばりたい」と、チームが目標とするSVリーグ戦ベスト4達成に向けて意気込みを述べました。

 一方、佐々木選手自身にフォーカスすると、昨シーズンはリーグ戦でプレーオフをあわせた全46試合に出場したものの、ピンチサーバーとしての出番に終始。「サーブを買ってもらって試合に出させてもらったことはすごくよかった点」と前向きに捉えつつ、「個人的にはミドルブロッカーとして、フロントだったりネット際のプレーもしたいという、そこの悔しさはあった」と本音を吐露します。

 今シーズンもチーム内で新外国人選手らとのポジション争いが待っていますが、「ブロックやスパイクでの得点力、貢献力が(成長の)カギ。その課題を克服するために強化している」と、日ごろからアピールを継続。昨シーズンの個人としての悔しさを晴らすべく、コートに立ってネット際で活躍する姿も見せたいところです。

佐々木千紘選手(写真:ラジオ関西)
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