英国最高峰のインターナショナルスクール「NLCS Kobe」開校!一人ひとりに向き合う教育を

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 英国のインターナショナルスクールが、2025年9月、神戸に開校した。第1期生として日本の小学1年生から6年生にあたる約80人が入学。「英語」での学校生活が始まった。

 英国の名門校「North London Collegiate School (NLCS)」の日本での初拠点となる「NLCS Kobe」。六甲アイランド(神戸市東灘区)にあるアジア・ワン・センターが学び舎だ。開校して約2週間が経った9月中旬、学校を訪れた。

授業の様子 画像提供:NLCS Kobe
授業の様子 画像提供:NLCS Kobe

 教室から、教師と子どもたちの声が聞こえてくる。話されているのは「英語」だ。教室にはサポートのための日本語を話すスタッフの姿もある。毎日の授業は「イングリッシュ・プログラム」からスタート。学年に関係なく子どもたちの英語のレベルに合わせて、英語の音や、発音、単語に接する。いわば「ウォーミングアップ」をして、学年ごとの授業に移る。

授業の様子 画像提供:NLCS Kobe
授業の様子 画像提供:NLCS Kobe

 ここでの授業は、「日本語(国語)」と「算数」などの一部を除いて「探究型総合学習」で行われる。3歳から12歳までを対象にしたPYP (Primary Years Programme)と呼ばれるもので、地球規模での重要性を持った6つのテーマを横断的に学んでいく。「例えば、絶滅危惧種について調べよう、となると、どんな生物かを知ることで、理科(生物)の授業につながるし、生息場所を知ることは地理に。そこから更に学びを広げることもできる。いろいろなことを関連付けて学べます。これを(小学部にあたる)5年間取り組みます。そして(中学部に)上がったときにはよりグローバルな学びに繋がっていきます」と同校の山田亜希子プロジェクトマネージャーは話す。

授業の様子 画像提供:NLCS Kobe
授業の様子 画像提供:NLCS Kobe

 開校して約2週間、子どもたちは教師の話に耳を傾け、時に積極的に発言するなど、徐々に慣れているようだ。初代校長のマシュー・ウィリアムズさんは「子どもたちの英語力は、ゆっくりかもしれませんが日に日に上がっています。入学当初は『Good morning!』と声をかけても私の顔を見るだけだったのに、今では『Good morning! Mr. Williams! How are you?』と返ってきます。うれしいことです」と笑顔だ。そして「(子どもたちは)家に帰ったら疲れているはず。これまでとは違う言語で過ごしているのですから。それでも保護者からは『Happy』だという報告を受けています」と続けた。

マシュー・ウィリアムズ校長(右)
マシュー・ウィリアムズ校長(右)

 校内には、教室のほか、図書コーナーや運動ができるホール、カフェテリアもある。ホールからは六甲山、そして海側を望むことができる。カフェテリアではランチタイムに暖かい食事が提供され、週3回は日本食、2回はインターナショナル料理(洋食など)となる。

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