「子育てしたい神戸」「タワマン規制、継続」神戸市長選挙 元市議・五島大亮氏、公約発表 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「子育てしたい神戸」「タワマン規制、継続」神戸市長選挙 元市議・五島大亮氏、公約発表

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 任期満了に伴う神戸市長選挙(10月12日告示・26日投開票)に無所属で出馬を表明している元神戸市議・五島大亮氏(48)が10月3日、公約を発表した。

神戸市長選挙に向けて公約を発表する五島大亮氏〈2025年10月3日 神戸市中央区・神戸市役所〉

 五島氏は神戸市北区出身。五島虎雄元衆議院議員の孫。神戸商科大(現兵庫県立大)商経学部を卒業後、監査法人勤務などを経て2013年から神戸市議を務めた。

 公約の大きな柱として五島氏は、「76年もの間官製市長で安全運転をしてはいけない。人口減少の中、神戸で子育てしたいと思える都市を目指す。そして、外郭団体の再編と(幹部を含む)職員の定年延長に伴う天下り全廃」を掲げた。

 また、神戸市内に拠点を置くスタートアップ(新興)企業への投資促進、また「税の地産地消」として、市の発注事業を市内企業が請け負う割合を高め、神戸市自体が地元企業を大切にし、地元・神戸での雇用の増加を狙うとした。

 このほか、地域デジタル通貨「神戸コイン」を発行、地元飲食店、物販店への還元を図ることも公約に掲げている。

 一方、久元喜造市長が進める市内中心部の「タワーマンション規制」については、方針を変え、継続するとした。当初は規制撤廃を主張したが、出馬表明した6月以降、市民との対話から継続を望む声が多く寄せられたという。

 玄関口・三宮の再整備に伴い、地上に人を優先する空間を設ける「三宮クロススクエア計画」については、廃止を求めている。従来からの浜手幹線の渋滞に加え、中央幹線まで渋滞するのを危惧したという。

 そして、市立中学校の部活動の地域移行の受け皿として来年9月に始める「コベカツ」については、子ども本位で意向を調査すべきで、部活動の種目によっては実施の延期もあり得るとした。

 神戸市長選挙には五島氏のほか、いずれも無所属で、現職・久元喜造氏(71)、会社社長・木島洋嗣氏(50)、兵庫労連事務局長の岡崎史典氏(56)の3人が出馬を表明している。

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