大好評だったのは特製デザート。大屋根リングをイメージしたムースの上に、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」の瞳をかたどったチョコレートを乗せ、人気を博した。

春はイチゴ、夏はマンゴーと抹茶、秋はイチジクと梅の組み合わせで、季節ごとに具材も変えた。
最終日の10月13日には、栗やスグリを用いた特別バージョンが振る舞われた。皿にフタがかぶされ、賓客の前で公開するというサプライズにVIPは歓声を上げたという。




万博特命担当としての重責を担ったリーガロイヤルホテル料理長・渡部玲さんは、「ヴィーガン(動物性食品を一切摂取しない人)への配慮や、国による食の嗜好を考えてメニューを練った。気持ちの張りつめた6か月だったが、料理人として、こうした経験ができた喜びをかみしめたい」と充実した表情で語った。

表千家、裏千家、武者小路千家の「三千家」が週替わりで海外の要人をもてなした3つの茶室は、それぞれ夢洲、咲洲、舞洲と名付けられ、このうち夢洲では黄金の屏風がまばゆい。
表千家の前田一成さんは、「各国のVIPは、日本の文化や伝統をよく知っておられる。運ばれた茶碗で、そのままお抹茶をいただくのではなく、お茶碗を左に2回半まわす作法をご存じの方も。お抹茶の味も研究を重ねて、日本文化への理解を深めていただけた」と振り返る。


海外各国が返礼のレセプションを行ったバンケットルームは、ドイツ・ベルリンと東京を拠点に活動する現代美術家・手塚愛子さんの作品が目を引く。






