ついにベールを脱いだ大阪・関西万博「迎賓館」“日本美”追求、デザートのサプライズに各国VIP歓声

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 川島織物セルコン(京都市左京区)の制作、協賛のもと、日本の鎖国時代に描かれた日本地図と世界地図、18世紀末の心斎橋筋や四ツ橋などの大阪の風景に現代のパスポートのICチップや絵文字を散りばめた独創的なタペストリーの存在感に圧倒される。

日本いけばな芸術協会によるいけばな 奥には和紙職人・川原隆邦氏の和紙アートが

 日本国際博覧会協会・引原毅儀典長は「印象的な表現で美しい日本の魅力を理解していただくという意味で、迎賓館は大変よくできていた。私たちも毎日が“おもてなしの本番”だった」と話した。

ダイニングルーム正面には高さ2メートル、幅9メートルのタペストリーが 鮮やかに交錯する立体画像のように見える デザイン・制作監修は現代美術家・川人綾さん 老舗「川島織物セルコン」(京都市左京区)が制作を手掛けた
ダイニングルームなどの椅子の背には、店舗デザインや設計を手掛ける中日販売(名古屋市)による古着や繊維くずをアップサイクルしたボード「PANECO®(パネコ)」とウォールナット材を使用

 今後の建物の活用は決まっていない。1970年大阪万博の迎賓館は、会場跡地の万博記念公園(大阪府吹田市・千里丘陵)で結婚式場として生まれ変わった。2005年愛知万博の迎賓館は会場跡地の愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で、記念館として再利用されている。

迎賓館で賓客が過ごす時間は約2時間30分 にぎわう会場とは異なり静寂の空間を演出
迎賓館の天井に水盤の水面(みなも)の揺れによって光をリフレクション(反射)する

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