「~しとお?」など語尾に特徴がある神戸弁。京阪神の中でも少し特殊でありながらも、馴染みある言葉として浸透している。関西を中心に活躍するお笑いコンビ「はるかぜに告ぐ」のとんずは神戸市須磨区出身。神戸弁と知らずにこれまで使用してきたものが多かったそうで、自身が大阪に来て驚いたとか。相方・堺市出身の花妃と地域トークで盛り上がった。

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【話聞いとん?】【今なにしとん?】
「話聞いてる?」「今なにしてる?」の意味。語尾に「とん」をつけるのが特徴。きつい口調にも聞こえるが、神戸市内では一般的に使用されている。ちなみに、「来ますか?」のことを「こん?」「今日こんの?」というのも神戸弁あるあるだとか。
【バリおもろい】【バリ使う】
「めっちゃ」の同意語である「バリ」。関西全域で使う言葉ではあるが、特に神戸では一般的に浸透しているという。とんずによると、テンションが上がったら「バリ」の最上級、「バリくそ」と言ってしまうこともあるそう。
【どこどこ行ったん?】【誰々きたん?】【何何買うん?】
「どこ」「誰」「何」を、なぜか神戸人は繰り返して使うのだとか。知らずして使っていたとんずは局地的フレーズだったことに驚愕した。名前聞くときも「何何ちゃん?」と、とんずは聞いてしまうという。
【マルアイ行こ〜】
マルアイとは、兵庫県を中心に展開しているスーパー。これまた、「(大阪くるまで)神戸だけなんしらんかってん!」と話すとんず。続けて地元マルアイの横にある大きな滑り台の話題に。「メッチャ楽しいねん。こんどいこ」と興奮気味であった。
【サンライズ】
甘いビスケット生地を載せた、いわゆる一般的なメロンパンのこと。神戸では「ラグビーボール型のパン」のことをメロンパンと呼ぶのだそう。ちなみにとんずの地元では、サンライズのことを「ハイカラメロンパン」と呼んでいたそう。

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「コープさんでは『ハイカラメロンパン』って書いていた」と熱弁するとんずに対し、花妃は「コープ……さん!?」と疑問。どうやらコープに「さん付け」するのも神戸市民ならではのようだ。また校内で上履きを使用する概念がないなど、大阪・京都にはない“神戸独特の文化”についてのトークに花が咲いていた。

※ラジオ関西『Clip火曜日』より
(2025年9月9日放送回)





