兵庫県内のバス会社16社が一堂に会したバスドライバーの合同就職説明会が11月3日(月・祝)、神戸・三宮で開かれます。
日本バス協会の発表では、2030年には3万6千人ほど足りなくなると言われている、バスの運転士。兵庫県による路線バス会社へのアンケート調査でも、すでに200人ほど足りないと集計されています。県下では60歳超の運転士が全体の2割を超えており、退職者数に採用者数が追い付かない状況もあり、このたび県内のバス会社が協力して人材確保に乗り出しています。
今回の「バスドライバー合同就職説明会2025 いらっしゃいフェスⅢ」は、こうした現状への対応の一環として実施されます。神戸国際会館(神戸市中央区)セミナーハウス9階大会場では、各社の採用担当者がブースを設け、午前には現役バスドライバー、午後には現役バスガイドによる座談会も予定。参加者は現場の声を直接聞き、仕事の内容や働き方について理解を深めることができる場となります。


同イベントの入場は無料で、事前申し込みは不要。座談会のファシリテーターを務める関西大学社会安全学部の吉田裕教授は「バスは地域の暮らしを支える重要な公共交通であり、ドライバーの仕事は地域に貢献できるやりがいのある職業」とコメントし、新たな担い手に期待を寄せていました。
同イベントの詳細は兵庫県バス協会の公式サイトで確認できます。






