交流会後にメディアの囲み取材に応じた大迫選手は、「地元の地域の子どもたちが元気をもらってくれたらうれしい」と今回の感想をコメント。
小学生時代について「ずっとボールを蹴ってましたね。ひとりでも壁当てとか。本当に、今思うと、人一倍やっていたと思う」と改めて振り返るとともに、「いっぱい練習したほうがいい。好きなことに没頭するのが(上達への)一番の近道。僕自身、今でもそう。(サッカーを続けられるのは)幸せなことかなと思う」と述べました。
一方、ヴィッセルはJ1リーグ戦で上位争いを展開中ですが、最近は2試合連続引き分け。前節は最下位のアルビレックス新潟にアウェイで大迫選手の2得点で先行しながら、後半の2失点で追い付かれ、勝ち切ることができず。手痛いドローで、優勝戦線から後退を余儀なくされました。
新潟戦の引き分けのショックは「もちろん、大きい」と大迫選手。この日のチームミーティングでも、勝ち切れなかった悔しさから「まだ少なからず暗さはあった」と吐露しますが、残り3試合、かすかな望みに向けて、「あきらめられない思いもあるので。いい準備をしていくだけ」「リーグ戦も、(準決勝を控える)天皇杯も、ACL(AFCチャンピオンズリーグエリート)も大事。今シーズンの残り試合は少なくなっているが、すべて勝つつもりでやっていきたい」と、エースは前を向いていました。
「引き続きやるべきことをしっかり整理して、何が悪かったのか、何がよかったのか、それを改善しながらやっていきたい。まだ終わりじゃないし、今年だけで終わりでなく、来年も続くし、次につながるようにしないといけない」と述べる、クリムゾンレッドの背番号10。
今シーズンはけがにも見舞われ、ここまでのJ1で28試合出場8得点という成績ですが、新潟戦ではリーグ戦で5か月ぶりの複数得点を記録するなど、復活の兆しを見せています。それだけに、今回子どもたちから得たエネルギーも力に、ここからの大迫選手の“半端ない”活躍に、期待せずにはいられません。







