そんな今のバサラ兵庫のサッカーで、キーワードとなるのは、大津直人ゼネラルマネージャーがクラブのスタイルとして表す「アグレッシブ」と「チャレンジ」。柏木監督は、「守備でも攻撃でも手導権を握りながら相手のゴールに向かっていくっていうことが、今、我々が目指しているところ。選手もそれを望んでやっている。そこはマッチすれば良い結果が出るかなと思う」と力強く語ります。

そこで迎える、地決。1次ラウンドでは、東北1位のコバルトーレ女川、関東1位の東京ユナイテッドFC、中国1位の福山シティFCという、地域リーグの強敵が揃う、“死の組”と呼ばれるグループBに入りました。
バサラ兵庫にとっては厳しい戦いも予想されますが、GK清水選手は「自分たちらしい、粘り強さと勢いのあるサッカーをしっかりとして、まずは決勝ラウンドに行きたい。自分自身がしっかりとチームを引き締めて、まずは失点しないことを考えながらやっていきたい」と気合いを込めます。MF中坂選手は「初戦を勝てれば勢いもっていけると思うし、まずは初戦を勝てるように準備したい」と静かに闘志を燃やしていました。
「5年以内にJリーグ参入を目指す」とクラブが誓ったなか、J入りへの一歩を踏み出せるチャンスがやってきた、バサラ兵庫。大津GMは、「選手もスタッフも、このステージを楽しみながらと言ったら変ですが、本当に失うものはない覚悟でチャレンジャー精神を持ってやってほしい。自分たちを信じて、予選をしっかり突破できれば、目標のJFLは夢じゃないと本気で思っている。全力で戦ってきます!」とコメント。柏木監督も「初出場だからとかじゃなくて、もうそのままの勢いで JFLの昇格を勝ち取れるような思いでは我々いるので。いつも応援してくださる方に良い報告ができるような大会になれば」と、意気込みを述べました。
バサラ兵庫は7日(金)午後1時30分から福山シティFCと、8日(土)午後1時30分から東京ユナイテッドFCと、9日(日)午前10時45分からコバルトーレ女川と、それぞれ対戦。会場は岩手県盛岡市のいわぎんスタジアムです。1次ラウンドでは、グループ1位になるか、A~Cの3グループの各2位の中で最上位の成績を残せば、20日から千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムで行われる決勝ラウンドに進むことができます。
なお、バサラ兵庫は、今大会の遠征費・活動資金の支援を求めて、クラウドファンディングを展開中。詳細はクラブの公式サイトに掲載されています。
※対戦日程のところに誤りがあり、修正しました。東京ユナイテッドFC戦は8日になります。訂正してお詫び申し上げます。(2025年11月6日12時46分修正)





