ラジオ関西『Clip』水曜日では中四国地方(=岡山・広島・島根・鳥取・山口・愛媛・高知・香川・徳島)の魅力に迫るコーナー「トコトン中四国!」を放送中。第7回目は徳島県にフォーカスし、徳島県関西本部の江戸さんに話を聞きました。(※番組パーソナリティー:ワタナベフラワー)
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「鳴門の渦潮(うずしお)」「大塚国際美術館」など、全国的に知られるスポットも多い徳島県。天然の植物で作られた吊り橋で有名な「祖谷のかずら橋」は、土日限定でバス運行もあるのだとか。そんな中、“冬のおすすめ”として江戸さんが挙げたのは、なんとも意外なものでした。

それは「阿波おどり会館」。阿波おどりといえば“夏”のイメージを持たれがちですが、同施設では季節・天候に関わらず年中楽しむことができるそう。江戸さんは「冬でも寒さを気にしなくていいのがポイントです」とコメント。
昼は阿波おどり会館専属連の「阿波の風」、夜は有名連(=特に厳しい練習を積み、美しい踊りを披露する連。阿波おどり振興協会や徳島県阿波踊り協会に加盟している)による阿波おどり公演が実施されるほか、連のメンバーによるレクチャーも。「阿波おどりを象徴するフレーズとして『おどる阿呆にみる阿呆』とよくいいますが、実際に体を動かしてこの感覚を体験してみてください」と江戸さん。ベースのムサは「たくさん見ることができるのは良いですね」、ボーカルのクマガイタツロウは「アイドルみたいやなー」と感想を述べました。
さて会館周辺には、ご当地グルメ“徳島ラーメン”の名店が点在。全国的にポピュラーなのは茶色のスープに甘辛い肉と生卵がトッピングされたものですが、実は現地では「茶」「黄」「白」の3系統に分類されるとか。
●茶系/豚骨ベースのスープを濃口醬油やたまり醤油で味付けしたもの。「すき焼き」に似たような味わいとも言われる。
●黄系/豚骨に加え、鶏ガラや野菜などを煮込んだスープ。薄口醤油で味付けし、あっさりとしている。
●白系/豚骨スープを薄口醤油や白醤油で味付け。いわゆる「とんこつラーメン」らしい味わい。
それぞれ風味の違いを楽しめるのが魅力だといいます。胃袋に自信のある人は、食べ歩きにチャレンジしてみるといいかもしれません。
●関西地方(神戸市)から徳島県へのアクセス
【自家用車】高速道路を利用し、徳島市内まで約2時間
【高速バス】JR「三ノ宮駅」および阪神・阪急「神戸三宮駅」周辺~徳島駅間で1日50便以上が運行
(取材・文=長塚花佳)





