《Expo Legacy》大阪・関西万博アイルランド館 「Magnus Ring」京都・知恩院へ

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 知恩院への移設は、アイルランドパビリオンの日本庭園風のランドスケープを設計した辻井博行氏が、知恩院の方丈庭園を管理するなどの“御用達”で、創業100年を越える辻井造園(本社・滋賀県大津市)の三代目だったことがきっかけ。

 比叡山麓坂本に伝わる穴太衆(あのうしゅう)の石積み技術を受け継ぎ、寺社や町家の庭園、文化財庭園の修復に携わってきた。

「Magnus Ring」まず下半分を南北方向に設置〈2025年11月14日 14時23分撮影〉

上半分のオーク材を運び込む “しなやかなねじれ”が特徴的

 辻井氏は2年前、アイルランド南西部の都市・コークで石積みを依頼され、「穴太(あのう)積み」で石垣を作った。「庭師と石積み、『二刀流』です」と笑う。

 加工せず、自然の形を生かしつつ石を積んでいく技術は、戦国時代の城郭や寺院に用いられた。ウォルシュ氏との出会いもこの頃だった。

土台が肝心、作業を進めながらの打ち合わせが続く
ウォルシュ氏は何度も近づいたり遠ざかったりして全体像を見極める

 大阪・関西万博の開幕翌日、辻井氏はウォルシュ氏を連れて京都を案内した。そして知恩院を訪れた。「ふだん私が手掛けている庭園を見てもらいたくて」。

 ウォルシュ氏は広大な境内に足を踏み入れた瞬間「マグナス・リンの移設先はここだ」と思ったという。

知恩院 国宝・三門

 大阪・関西万博は熱狂的な盛り上がりのなか閉幕。会場・夢洲から紅葉が色づき始めた京都・東山へ運び出し、11月14日午後に組み立て作業が行われた。

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