アナログからデジタルへ…『ゲーム』の変遷について語る テレビゲームの登場は昭和後期

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 さらに、コンパクトなゲーム機も登場。1980年に発売された「ゲーム&ウォッチ」が、「ボール」「フラッグマン」「バーミン」「ファイヤ」などがあり、その後も次々と新作が発表されました。

 ほかに、電卓でゲームができる「ゲーム電卓」というものもありました。小さいながらも、インベーダーやボクシングのゲームができたそうです。

 そして、1983年にファミリーコンピューター(通称:ファミコン)が登場します。ここから一気に家庭用テレビゲームが普及したといっても過言ではありません。

 少しさかのぼりますが、1978年に登場したのが「スペースインベーダー」です。皆さんご存じの、砲台を操作してエイリアンを倒すゲームで、大ブームを引き起こしました。のちのシューティングゲームの基礎となったのではないでしょうか。ゲームセンターも、このころから大きく変わっていきました。

スペース・インベーダーに熱中しているマリン

 テーブルの中にゲームが入っているスタイルも登場。これらは「ゲーム喫茶」と呼ばれ、飲食よりもゲームがメインの喫茶店だったようで、テーブルの上に100円玉を積み上げて遊ぶ人で大混雑したといいます。

ゲーム喫茶のゲーム

 1980年代に入ると、「パックマン」「ドンキーコング」「ゼビウス」などが登場。1980年代後半には、いまも進化を続けている「テトリス」が大ヒットしました。ちなみに、「パックマン」にはかわいいキャラクターが登場し、いまも人気を博しています。

 子どもたちの間では、『ゲームセンターあらし』というマンガも流行。当時、「月面宙返り」「炎のコマ」などのあり得ない技を習得しようと必死になっていた人もいるのではないでしょうか。

 いまでは随分と進化を遂げたゲームですが、その基礎は昭和後期にあったのかもしれません。皆さんはどんなゲームで遊びましたか?

※ラジオ関西「Clip木曜日」2025年11月13日放送回より

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