ネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)で、昭和の外食・ごちそうについて語りました。
もちろん、いまでも外食はごちそうですが、昭和の時代はいま以上にぜいたくなものだったようです。
まず、取り上げたのはお寿司。回転寿司スタイルが浸透するまでは、庶民にとっては非常に高価なごちそうでした。値段表には「時価」(そのときの相場)などもあって、「注文するのに勇気が必要だった」という話もあります。
回転寿司は、1958(昭和33年)に大阪府で登場しました。その後、1970(昭和45)に開催された大阪万博で知名度が上昇。安さ・手軽さ・明朗会計という点からどんどん拡大し、平成のころにはチェーン店の数もどんどん増えていました。
最近の回転寿司は、お寿司だけでなく、麺類、スイーツなども楽しめるお店になっています。ちなみにマリンは、麺類をメインに足を運ぶこともあるのだとか。いまでは、若い人がお皿を積み上げているのをよく見ますが、昭和の時代ならとんでもない金額になっていたのではないでしょうか。
次に触れたのは、ステーキ、ハンバーグ、ビフカツ、エビフライなどの洋食について。
レストランは、明治から昭和にかけて、各国の料理が楽しめる飲食店として高級ホテルではじまったようです。その後、さまざまなスタイルで拡大していきました。
昭和時代のレストランといえば、高級感があり、ナイフとフォークを使うことから敷居が高い存在でした。1970年代にはファミリーレストランやドライブレストランが広まり、カジュアルで気軽に洋食を楽しめるようになりました。
ちなみに、皆さんは洋食で出てくるライスをどのようにして食べますか? 昭和の時代に一般的とされていた、フォークの背の部分にライスをのせる食べ方は、日本独自のマナーなのだとか。国や地域で異なりますが、フォークですくって食べても問題ないそうです。
この日、代役としてパーソナリティーを務めたいがらしあみは、「ナイフとフォークはいまでも緊張することがあって、お箸で食べたい」ともらしていました。





