J1神戸の2選手、来季への意気込み語る 宮代大聖「勝たせられる選手に」 鍬先祐弥「全試合に出場」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸FW宮代大聖選手と同MF鍬先祐弥選手が、病気や障がいと闘う子どもたちを支援するチャリティーイベントに参加。スポーツを通じて感じた思いを語るとともに、来シーズンへの抱負なども明かした。

 宮代選手と鍬先選手が参加した【「A BETTER FUTURE TOGETHER」チャリティイベントWith 楽天モバイル】は、楽天グループがスポーツをきっかけに社会課題の解決を目指す取り組みの一環として開催されたもの。12月12日の開催当日は、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの早川隆久投手も登壇し、子どもたちへの支援をテーマにトークセッションが行われた。

写真左から、NPO法人AYA代表の中川悠樹代表、東北楽天ゴールデンイーグルスの早川隆久投手、ヴィッセル神戸FW宮代大聖選手と同MF鍬先祐弥選手(写真提供:楽天グループ)

 そのなかで、宮代選手は、2025年4月6日に東京・国立競技場で行われたJ1ホームゲーム(第9節、アルビレックス新潟戦)で、エスコートキッズをつとめた子どもたちとピッチへ入場したときのことを振り返った。「選手は試合前になると気持ちが熱くなって、どうしても硬くなるものだが、その中で、子どもたちの笑顔や緊張した表情を見たり、待っている間に少し話したりして、少し気持ちが楽になり、『頑張ろう』と改めて思った」と語り、プレーへの大きな励みになったという。

 鍬先選手も、当時の子どもたちとの交流が強く印象に残っているそう。「極端に緊張している子もいれば、気さくに『クワ』や『タイセイ』と言ってくる子も、ハイタッチしてくれる子いて。僕も(宮代選手と同じく)入場前にひとこと声をかけたりした」と、当日の様子を伝えた。

 トークセッションでは、ファン・サポーターから寄せられた質問にも両選手が応じた。

 幼少期の練習について尋ねられた宮代選手。兄の影響でサッカーを始めたというストライカーは、「小さい頃、僕はリフティングが大好きだった。家の前の小さなスペースでずっとリフティングの練習をしていた記憶がある。そのおかげで、今の自分のサッカーのプレースタイルにつながったと思う」と、ボールを蹴り続ける大切さを語った。

 また、本職がボランチの鍬先選手は、新たにチャレンジしてみたいポジションを問われると、育成年代でプレーしていたというFWや、ウイングといった攻撃的なポジションをピックアップ。「ゴールに絡む回数が多く、人を魅了できるポジションは華があってうらやましいなと思うので、やってみたい」と述べるとともに、「大聖がけがをしたときには、俺がやります!」と笑顔で立候補。しかし、隣にいた宮代選手からは「けがすることはないので、やることはないかな(笑)」と、にこやかに突っぱねられていた。

ヴィッセル神戸FW宮代大聖選手(写真提供:楽天グループ)
ヴィッセル神戸MF鍬先祐弥選手(写真提供:楽天グループ)

 さらに、子どもの頃の“マイヒーロー”についての質問では、宮代選手が元日本代表MF小野伸二氏、鍬先選手が元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏の名前を挙げた。

「(小野さんのことは)小さい頃から憧れて、小学生時代は(小野さんのように)ずっと丸坊主で過ごしていた。上手くいかなくなったら、坊主になって初心を忘れずにと、今も思っている。うれしいことに話せる機会が多々あり、そのときはうれしかった。こういう選手を超えられるように自分も頑張ろうと思った」(宮代選手)

「(デル・ピエロさんのことは)テレビのスポーツ番組でよく見ていた。ファンタジスタでかっこよくて、ユニフォームを買って練習した記憶がある」(鍬先選手)

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