TUBE・角野秀行が語る結成40周年 「続けてこられた理由」とこれからの音楽

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 結成40周年を迎えたロックバンド・TUBE。その節目の年に、ベーシストの角野秀行さんがこれまでの歩みと現在の思いを語りました。

TUBE・角野秀行さん

☆☆☆☆

「夏」のイメージが強いTUBEですが、角野さん自身はどのように感じているのでしょうか?

「‟夏のバンド“って言われていることに抵抗感はありました。ですが、そのぶん音楽的ジャンルの縛りがないというメリットも。様々なタイプの曲をプレイさせてもらえたので、『音楽的な煮詰まり』というのは回避できていたのかなと思います」(角野さん)

 長く活動を続けられている理由について、角野さんは作曲家・織田哲郎さんの言葉を紹介。「(織田さんには)『4人が“バラバラ”だったからよかったんじゃないか』と言われました」。TUBEのメンバーは目指す目標は同じでも、手法や考え方は全く違ったそう。しかしその距離感があったからこそ、衝突せずに続けてこられたのかもしれない……と角野さんは振り返ります。

 楽曲についても尋ねました。角野さんは『シーズン・イン・ザ・サン』『あー夏休み』を挙げ、これらを「バンドの方向性を決定づけた楽曲」と表現。その後の活動を大きく形づくったといいます。

 現在のようにデジタル技術が一般的でなかった時代、TUBEの音楽制作は試行錯誤の連続でした。テンポやアレンジを変えるたびに実奏し、納得がいくまで繰り返す。その積み重ねが、ライブでの表現力につながっていると語ります。「やり方が分からないからこそ、やってみるしかなかった。その経験は、何ものにも代えがたい財産です」と角野さん。

 40周年を迎え、角野さんが見据えているのは、新たなオリジナルアルバムの制作だとか。「還暦を過ぎた今だからこそ、伝えたいことがあります。今のTUBEとしてのオリジナル曲や、セルフカバーにも挑戦してみたいですね」と意気込みます。

「音楽は“音を楽しむ”ものです。TUBEを聴いて、少しでも楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです」とファンに向けてメッセージを送り、角野さんはインタビューをしめくくりました。

☆☆☆☆

 40年という時間を重ねてもなお、音楽を楽しみ続けるTUBE。その歩みは、これからも続いていきます。現在、全国のホールを中心に展開されているアニバーサリーツアーは2026年5月末まで続く予定です。

TUBE・角野秀行さん

※ラジオ関西『ハートフルサポーター』2025年12月8日、15日放送回より

LINEで送る

関連記事