じつは幼馴染!デーモン閣下と平田オリザの新年放談 “世を忍ぶ仮の姿時代”を大いに語る

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 年末年始、旧友と親交を深めた人も多いのではないだろうか。平田オリザさん(劇作家・演出家)のラジオ番組(ラジオ関西『平田オリザの舞台は但馬』)に、じつは幼馴染だという、悪魔・アーティストのデーモン閣下が1月1日・8日の2週にわたって電話出演。近況や想い出話に花が咲いた。

悪魔・アーティストのデーモン閣下

 平田オリザさんが小学校6年生のときに、世を忍ぶ仮の帰国子女ならぬ“再来日悪魔”として転校してきたデーモン閣下。当時の印象について、互いにこう語る。

「オリザ君は坊主頭に分厚いメガネで、学級委員。見た目にもインパクトがあったし、背の順が近かったのもあるけれど、とにかく吾輩のことをジロジロ見てきた(笑)」(デーモン閣下)

「(閣下は)当時から型破りな存在だった。ラジオの素人演芸番組で落語『寿限無』を披露し、地元でも『寿限無の人』と認知されて人気者だった。本格的な“まわし”を学校に持参してくることもあり、一緒に相撲も取った仲というのが僕の自慢」(平田)

 中学生になると、いよいよ親交が深まった。学芸会では、演劇を披露。当初、平田さんの書きおろし台本で上演予定だったが、担任の先生が「作品が暗すぎる」とバッサリ。

 既製の脚本を使用することになったが、不びんに思った先生は平田さんを演出に指名。閣下は、ストーリーテラーでもある主演の老婆を見事に演じきったという。

 また、平田さんが所属していたギター部に、3年生になって閣下が入部。1学年上にはギタリストの佐橋佳幸さんが在籍しており、当時から自作曲でヤマハのポプコンに出るなど、憧れの存在だった。

 2年生まで演劇部にいた閣下は、佐橋さんのギターにカルチャーショックを受けてギター部に入部。平田さんとともに、渋谷の道玄坂にある楽器店まで買いに行ったそうだ。

「吾輩は演劇で、音楽はむしろオリザが先輩。いまもあのギターを持ってるよ。まさか、こんなに魔生(人生)が逆転するなんて」(デーモン閣下)

 高校は別々の高校に進学。閣下は、相撲にさらにのめりこんでいた。平田さんの自転車世界1周は新聞記事で知ったという。そのときの衝撃を、このように振り返った。

「(中学生のとき)オリザは、『修学旅行には行かない』と先生に直訴していたんだ。『京都や奈良は、大人になって行きたいと思ったらいつでも行ける。自分は、いまじゃないとできないことをやりたい。そんなお金があるんだったら、そのお金を貯めて、将来世界を1周するための費用にする』って。オリザは屁理屈で有名だったから(笑)。『はいはい、また言ってる』って感じだったんだけど、のちに新聞で見て『すげえな』と思った。なんだろう。感動したね」(デーモン閣下)

 世を忍ぶ仮の姿で早稲田大学社会科学部に入学した閣下は、教職課程を履修しながら俳優養成所で研さんを積んでいた。

 しかし、そんな状況とは裏腹に、世を忍ぶ仮の大学1年生のときに結成したバンドが瞬く間に注目を集めた。「聖飢魔Ⅱ」の持つパフォーマンスアートとしての世界観が、既存の音楽シーンに大きな衝撃を与え、在学中に悪魔・アーティストとして地球デビューを果たした。

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