救急車を呼ぶべきか判断に迷うケースが増える中、兵庫県では救急相談ダイヤル「#7119」が県内全域で運用されています。急な体調不良やけがなどについて、救急車の要請が必要かどうかを、24時間365日、医療の専門職に相談できる電話窓口です。

救急出動は高齢化などを背景に増加傾向にありますが、一般の人が緊急性の有無を判断するのは簡単ではありません。軽症かどうかは結果論になることも多く、迷いながら救急車を呼ぶケースも少なくないといいます。
#7119は、そうした迷いを受け止め、状況に応じた判断の目安を示す役割を担っています。制度は総務省消防庁が整備したもので、兵庫県内では神戸市が2017年から先行して運用してきました。昨年7月には「救急安心センターひょうご」が開設され、現在は県内どこからでも利用できる体制が整っています。
相談の際は、自動音声ガイダンスの後、オペレーターが対応し、現在地や年齢などを確認します。そのうえで「医療機関の案内」か「救急医療相談」を選択。救急医療相談では、看護師など医療知識を持つ担当者が症状を聞き取り、緊急性や受診の目安を判断します。
突然の激しい頭痛や片側のしびれ、ろれつが回らないといった脳卒中の疑い、胸や背中の激しい痛みなど、緊急性が高いと判断された場合には、迷わず救急車を利用するよう呼びかけられています。相談内容によっては、対象エリアの消防に電話を転送する仕組みも設けられており、#7119は救急車が本当に必要な人につなぐための“受け皿”としても機能しています。
一方で、発熱や腹痛、けがなどについて「救急車を呼ぶほどか分からない」「様子を見てよいのか迷う」といった相談も多く寄せられているということです。小さな子どもや高齢の家族を心配して相談するケースも目立っています。
また、通訳を含む三者間通話により英語をはじめ22か国語に対応しているほか、聴覚や発話に不自由がある人向けに電話リレーサービスにも対応しています。
担当者は「体調がいつもと違うと感じたら、我慢せずに相談してほしい」と話しています。
※ラジオ関西『サンデー神戸』より






