『昭和初期』ってどんな時代? 最初と最後の年は7日間だけ…時代の移り変わりに触れてみる

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 ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとネオ昭和アーティストの阪田マリンが木曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後1時~)で、「昭和初期」を紹介しました。

 昭和がはじまった昭和元年は、1926(大正15)年の12月25日からで、わずか7日でした。さらに、昭和の最後の年となった昭和64年も、年明けから7日間のみだったため、昭和の最初と最後の年はどちらも7日間だけだったということになります。

 1926年(大正15~昭和元年)の4月には、カメラ・写真の雑誌『アサヒカメラ』が創刊しました。いまから100年前には、すでに写真雑誌が売られていたのですね。

 5月には、兵庫県宝塚市に宝塚ホテルが誕生しました。大きなホテルができたことをきっかけに、各国の料理を楽しめるお店としてレストランが広がっていったといわれています。

 8月には、社団法人日本放送協会が設立されました。この前の年である1925年には、ラジオ放送がはじまっています。ラジオ放送の第一声は、「アー、アー、聞こえますか」だったそうです。当時のラジオはとても高価で、給料の何倍もしたのだとか。その後、価格は低下し、娯楽、そして情報入手の大切なツールとして広がっていきました。

 ラジオニュースは、新聞社や通信社からの情報をもとに放送していたそうですが、新聞より早くニュースを放送するラジオは、新聞社から反感を買ったという話も残っています。

真空管の登場でラジオの価格が低下したのだそう

 9月には、明治製菓が「明治ミルクチョコレート」を発売しました。これにより、それまでぜいたく品だったチョコレートが庶民にも届くようになったそうです。つまり、100年を超えるロングセラー商品ということになります。

 音楽では、アメリカのルイ・アームストロングが人気を博しました。日本文学の世界では、のちに何度も映画化されている有名な作品、川端康成の短編小説『伊豆の踊子』が文芸雑誌で掲載されました。

 そして、12月25日に昭和がはじまりました。

 明けて1927(昭和2)年には、現在の東京メトロが開通。その後、1930年代(昭和5年ごろ)になると、家には電気、ガス、水道が整備されていき、少しずつ便利になっていきました。電化製品も登場してきますが、庶民にはなかなか手の届かないぜいたくなものだったようです。

昭和初期はまだまだカマドが活躍

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