自民党の坊恭寿(ぼう・やすなが)・神戸市議(58)が1月23日、党本部で会談し、次期衆議院選挙・兵庫2区(神戸市兵庫区・北区・長田区・西宮市の一部)での候補者擁立見送りを不服として、自身への公認を再考するよう要請した。しかし同日夜、党本部は「党の決定は覆らない」と回答し、公認見送りの姿勢は変えなかった。

兵庫2区では2000年以来、“自公協力”で公明現職の赤羽一嘉氏(67)が議席を守り、自民は独自候補を擁立していなかった。これまで、兵庫2区を含む全国の10選挙区が“自公協力”体制だったが、今回の衆議院選挙では自民党本部は兵庫2区だけに公認を出していない。

自民は今回、連立している日本維新の会と候補者調整を原則行わない方針だが、党本部は坊氏に「維新から強い要請があった」と説明したという。

自民兵庫県連は当初、坊氏と奥谷謙一・兵庫県議(40)の公認を申請していたが、党本部はいずれも公認せず、奥谷氏は立候補を断念した。一方坊氏は、自民党兵庫県連から25日.独自に推薦され、無所属で立候補する。

24日、神戸市内で自民議員らとともに会見した坊氏は、「当初、公認するために候補者を(党本部へ)上げてほしいと言われたのに、一転して見送られたことは遺憾。自公連立政権が誕生して26年間、自民党候補がいなかった兵庫2区で擁立しないことは党の支持基盤を壊滅させる。今回の選挙で不戦敗はしたくない」と訴えた。





