兵庫県の名品を“物語”とともに全国へ。同県と通販大手「フェリシモ」(神戸市中央区)は、県公式オンラインショップ「HYOGOSSIMO(ひょうごッシモ)」を29日、開設した。県内100社を超える事業者が参加、多彩な地域産品の販売拠点としてだけでなく、作り手の思いや生産地についても発信していく新たな取り組みだ。同日、フェリシモ本社で記者発表会が開かれた。

同ショップは地域の生産者や職人と購入者らをつなぐ架け橋となるねらいで誕生。フェリシモがこれまで培ってきたノウハウを生かし、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路の「兵庫五国」の名品や生産者の“哲学”、土地の歴史などを丁寧に取材、読み応えのある記事にして紹介する。
サイトの検索方法も特徴的だ。「お菓子」「民工芸品」といったカテゴリでの検索に加え、今後、「週末の自分へのご褒美」「大切な人への贈り物」など、利用シーンからの提案も展開していくという。商品との偶然の出合いをいざなうとともに、商品を通じて兵庫のさまざまな魅力を伝えることを目的としている。
また、兵庫ゆかりの版画家・川西英さん(1894~1965年)の代表作「兵庫百景」のカード(全12種)を全商品に同梱。開封時、味わい深い風景画で旅情を感じてもらう[※オープン当初は、フェリシモから出荷する商品のみ対象]。
オープニング特集は「スイーツ天国HYOGO ~春を待つ、五国の甘い物語を巡る旅~」。神戸の洋菓子文化に加え、但馬の朝倉山椒を使った大人味のシロップ、淡路島レモンのバスクチーズケーキなど、個性豊かな13品をそろえた。シロップは、「緑のダイヤモンド」と称される朝倉山椒を爽やかに仕立て、バニラアイスや炭酸割りで楽しむ新提案の商品。チーズケーキは淡路島のリゾートカフェ発で、理系シェフが食感を追求した一品という。
ギフト需要にも応え、オリジナルラッピング(有料)も行う。コンセプトは「利用者がアンバサダーになるギフト」で、兵庫を愛する人が県外の人に向けて気持ちを込めて贈ることができるよう、特別デザインの包装紙やメッセージカードを用意した。


