投票日、朝1番乗りが行う特別な“任務”とは? 神戸市内で選挙啓発イベント 模擬投票に254人参加

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 衆議院議員総選挙(2月8日投開票)を前に、有権者に投票を身近に感じてもらおうという啓発イベント「みんなのトークセッション~私たちで考える、投票のこと~」がJR神戸駅直結の地下街「デュオこうべ」(神戸市中央区)でこのほど開かれた。ラジオパーソナリティーやインフルエンサーが登壇し、暮らしの不安から選挙の豆知識までを軽快なトークとクイズで紹介。家族連れや買い物客らが足を止め、耳を傾けた。

選挙啓発イベント「みんなのトークセッション~私たちで考える、投票のこと~」の出演者ら(2026年1月31日午後、神戸市中央区の地下街「デュオこうべ」)

 トークセッションは、ラジオ関西(同区)パーソナリティーのタケモトコウジさんが「自分たちが投票することで社会がちょっと動くことがある。それを考えるきっかけになれば」と呼びかけ、スタート。続いて、同じくパーソナリティーのいがらしあみさんと、人気インスタグラマー・ウラリエさんが登壇した。タケモトさんは宝塚市、いがらしさんは西宮市、ウラリエさんは神戸市と3人はいずれも兵庫県出身という共通点からトークに花が咲いた。「まちの好きなところ」「ここがもっと良くなったらと思うこと」などをテーマに地元談義を展開、交通の問題や「愛犬と出かけられるスポットを増やしてほしい」など身近な話題になった。

トークセッションの様子

「政治の話、友達とする?」という問いに、いがらしさんは「ちょっと言葉にしづらい。話しにくい」と率直に吐露。ウラリエさんも「友達とは全然しない。『選挙に行こう』と発信はすることはできるが、それ以外は言いにくい」と共感した。一方で、「不安に感じること」として物価高や将来の話になると「車に乗るのでガソリン代が結構な負担になる」「私は独身。将来どうなっていくのかという心配がある」とそれぞれが抱える気持ちを明かした。タケモトさんは「今は多種多様な生き方がある。みんなが安心して暮らせる社会をつくるのは政治。そういう不安は自分の責任ではなくて社会の問題。この発想が選挙に行く動機になるのでは」と指摘した。

 選挙の情報を知る方法として、ウラリエさんの“推し”は、インスタグラム。「ニュースよりも分かりやすく発信してくれる人がいる」。また、候補者選びには、「『選挙マッチング検索』をやって自分の思いと近い候補者をチェックした」という。いがらしさんは「そんなのがあるの知らなかった」と驚きつつ、「でも今はSNSがあるから、私もさかのぼって見て、候補者がどんな人か調べる」と明かした。

ラジオ関西パーソナリティーのタケモトコウジさん
ラジオ関西パーソナリティーのいがらしあみさん

インスタグラマーのウラリエさん
トークセッションの最中、兵庫県マスコットの「はばタン」(左)と明るい選挙キャラクター「選挙のめいすいくん」(右)が登場すると、会場から歓声が上がった

 会場が沸いたのは後半の「選挙クイズ」。3択形式で、観客も拍手で参加した。「投票時間は?」の問題は「朝7時~夜8時(一部除く)」が正解。「兵庫県内の投票所はいくつ?」では、正答の「1500か所以上」に多くの人が拍手した。「入場券を忘れても投票できる?」は「氏名・住所・生年月日を記入し、身分証明ができれば可能」が正解で、「そうなんや」と安心したように話す人も。

 さらに、「朝1番の有権者が投票箱の中身が空か確認する」「投票用紙は紙に見えて実は合成紙」「折って入れても箱の中で自然に開く」など、舞台裏的な豆知識も披露された。「同点だったら当選者はくじ引きで決める」という答えには、驚いたように連れと顔を見合わせる人もいた。

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