INAC神戸、WEリーグ女王奪還へ 新戦力が起爆剤となるか 次代のなでしこ候補らが語る決意

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 女子サッカー・WEリーグで4季ぶりの女王の座奪還を目指すINAC神戸レオネッサに頼もしい新戦力が加わった。17日、神戸市東灘区の神戸レディースフットボールセンターで行われた公開練習後、期待の4選手にINAC神戸入りした感想や、抱負などを聞いた。

 JFAアカデミー福島から加入したMF榊愛花選手(18)、大阪・大商学園高から入団したFW佐藤ももサロワンウエキ選手(18)は、年代別の日本女子代表に選ばれた経験があり、2024年にドミニカ共和国で開かれたU-17(17歳以下)女子ワールドカップ(W杯)にも出場。将来の「なでしこジャパン」(日本女子代表)入りが期待される有望株だ。

 東洋大学から特別指定選手として合流したDF松浦加奈選手(20)は身長175センチでスピードもあるセンターバック。なでしこリーグ2部のSEISA OSAレイア湘南FCから完全移籍したFW加藤もも選手(25)は、宮本ともみ監督が日本サッカー協会で年代別日本女子代表のコーチをしていた時に注目した選手の一人。たまたま皇后杯で加藤選手のプレーを見た宮本監督が「プレーのしなやかさとか技術力の高さのところを感じてINAC神戸でも大きな力になってくれるのではないかと思った」と評する選手である。

◆“憧れ”から“戦力”に

 まず、4選手にINAC神戸に実際に加入してからの心境を聞いた。

「もともとINAC神戸というチーム自体が憧れの場所で、小学校のころからスタジアムに行ったりとか、(三宅)史織さんと小さいころにスクールで一緒に撮った写真が残っていたりとか、タカ(高瀬愛実)さんのユニホームを持っていたりとかします。そういう憧れの選手と同じチームでプレーできることに最初は結構わくわく感が多かったです。ただ、一緒にチームメイトとして戦っていく中で、自分が与えてもらうだけじゃなく、しっかり貢献するところを意識しながら練習しています」と話すのは佐藤選手。

佐藤ももサロワンウエキ選手

 一方、榊選手は「すごくみんなうまくて、練習できついメニューがあるときも盛り上げながらできる。それは強いチームじゃなきゃできないことだと思うので、すごくいい雰囲気だと思います。自分の武器は、前を向いて攻撃の起点になるところ。そこは徐々にチームに慣れて出せるようになってきていると思うのですが、プレスのスピード感などは(JFAアカデミー福島時代よりも)レベルがグンと上がったので、もうちょっと慣れていかないといけないと思います」と冷静に分析する。

榊愛花選手

 また、大商学園高から東洋大に進んだ松浦選手は「入る前から(プロの選手の)技術が高いことは分かっていた中で、一緒に練習して、まったく通用する部分がないというわけではないですが、プレーのスピードだったり、一つひとつの質だったりは、自分のレベルの低さを毎日すごく感じています。特にスピードの部分。瞬間のスピードがまだまだ足りないと思います。後は、チームのスタイルを理解するのに頭を使ってサッカーしているなとすごく感じます」と謙虚に振り返る。

松浦加奈選手

 15日のアルビレックス新潟レディース戦で途中出場し、すでにWEリーグデビューを果たしている加藤選手は「チームになじんでいるのは半分ぐらい」としつつ、「まだ全員のプレーが分かっているわけではないですし、自分自身もコンディションは上がってきていますが、100%ではないので、それぐらいかなと思います」と説明する。その上で、「練習から守備の強度だったり、積極的に仕掛ける部分を作っていったり、みんな上手なので、たくさんコミュニケーションを取って、いろんなことを話して、吸収していきたいと思っています」と抱負を語る。

加藤もも選手
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