大阪・関西万博(2025年4月~10月開催)のシンボル「大屋根リング」の解体工事が進んでいる。 運営主体の日本国際博覧会協会によると、昨年(2025年)12月から解体が始まり、保存が決定した部分を除き、2027年8月までに撤去される予定。進捗率は約15%。


大屋根リングは1周約2キロ。“最大の木造建築物”として、万博開幕前の2025年3月4日にギネス世界記録に認定された。建築費は約350億円。




大阪府・市はリングの北東、大阪ヘルスケアパビリオン跡付近の約200メートル部分について、人が登れる状態で保存する。周辺の約3.3ヘクタールと合わせて緑地帯(大阪市営公園)として整備する。


博覧会協会は、万博会場内の施設・建材・備品などの需要と供給をマッチングさせるサービス「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」を通じて、今後の国内全体の施設設備のリユースの推進と、産業廃棄物の削減やサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に向けて取り組んでいる。

リングに使用されたスギやヒノキの総量は、約2万7000立方メートル。このうち、「ミャク市!」へ、リユース分として4000立方メートルが出品された(保存部分の約3000立方メートルは除く)。公募は、2025年6月~2026年2月に4回行われ、譲渡先として全国18都道府県の46の民間企業や地方公共団体が決定(3月5日現在)、最終的には60以上となる見込み。





