《Expo Legacy》「大屋根リング」解体進む ”リユース木材” 遺産伝承、全国各地へ旅立つ

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保存部分の大屋根リングと大阪ヘルスケアパビリオン跡(画像右側の褐色の建屋)

 すでに能登半島地震の被災地(石川県珠洲市)に送られ、復興公営住宅などに再利用されるほか、来年(2027年)横浜で開催される国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)の大型モニュメントとしても活用されることが決まっている。

日本国際博覧会協会・持続可能性局 大谷佳史氏「全国さまざまな場所で、形を変えて語りつぐ大屋根リングのレガシー(遺産)を見守っていただければ」

 解体された木材はいったん仮置きをして、一定量になると別の保管場所で管理された後、譲渡先に。リユース前提の解体のため、木材が損傷しないよう、高度な技術が求められる。高所作業車に乗った作業員とクレーン車が、格子状に組み立てられた柱から梁(はり)をゆっくりと慎重に抜き取る。

 博覧会協会・持続可能性局の大谷佳史氏は、「資源の有効利用はもちろん、『2025年大阪・関西万博のレガシーを後世に伝えたい』という熱い思いを感じる。半年間の会期で変色もしているが、譲渡先の多くは『それこそ、万博で使われた証明になる』と好意的に受け止めていただいている。全国さまざまな場所で、形を変えて語りつぐ大屋根リングのレガシー(遺産)を見守っていただければ」と話した。

日本館跡 国産スギの板を複数枚接着して強度を高めた「直交集成板」と呼ばれる素材を内外壁に560枚使用 リサイクルするため、丁寧に解体が進む
解体された木材はいったん仮置きに 画像奥に移設前の河瀨直美氏プロデュース「Dialogue Theater –いのちのあかし–」の木造校舎が
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