兵庫県の人口密集地・尼崎市。
東西を貫く交通の要衝・国道2号線と、南北に抜ける幹線道路・道意線(どういせん)が交わる旧・尼崎西警察署跡地に2026年春、尼崎西交番(尼崎市浜田町4丁目)が開所し、4月14日にセレモニーが開かれた。

この地にはかつて、地域住民の安心・安全を守る拠点として、1948(昭和23)年7月から尼崎市内の警察署再編があった2006(平成18)年3月までの約58年間、尼崎西警察署があった。
建物としては2022年まで尼崎南警察署・西分庁舎として機能していた。

こうした中、尼崎南警察署が2026年4月から管内の3つの交番を閉所(1か所は詰所として活用)した。
“交番の一極集中”を図り、可能な限り交番内で勤務する警察官の不在時間をなくして、大きな事案が発生した際にも複数の警察官が対応できるよう、機能性の向上を目指す。


この警察署前には、1974(昭和49年)に設置された「交通安全祈念塔」という宇宙船のような、赤い大きなカプセル型の球体があり、近隣住民から親しまれた。
地元の交通安全協会発足20周年を記念して建てられたもので。祈念塔は直径2.7メートル、高さ12メートルあった。
2022年の庁舎取り壊しとともに姿を消したが、インパクトのある球体は住民の記憶に新しい。
ある住民は、「あの赤い祈念塔が見えると、ドライバーはそれを見て自然にブレーキを踏む、そんな効果があったのかも知れない」と話す。





