新入社員研修でビジネスマナーだけではなく、「おもてなしの心」を伝えるため、茶道を通じたユニークな研修を導入している企業がある。
1885(明治18)年創業の老舗化粧品メーカー・ 桃谷順天館(本社・大阪市中央区)。 「明色アストリンゼン」「美顔水」など明色化粧品ブランドで知られ、昨年(2025年)、創業140年を迎えた。


先駆的な取り組みで知られる桃谷順天館。これまでに、自然災害被災地への製品提供をはじめ、2020年には新型コロナウイルスと向き合う医療従事者を支援する「Kokoro Support Project(ココロ・サポート・プロジェクト)」を立ち上げ、当時不足していたフェイスシールドといった医療器具や製品を寄付。


2022年にはロシアの軍事侵攻によるウクライナからの避難者の女性へコスメセットを提供した。このほか、経済的に困窮する女性に化粧品を届ける支援する「CosmeBank(コスメバンク)」プロジェクトにも参加し、頑張るシングルマザーらを支援。社内の福利厚生としてコロナ禍以前にテレワークを導入、不妊治療のためのライフサポート休暇なども取り入れている。

桃谷順天館の今年の新入社員は10人。体験型研修を導入する同社は、2016年に茶室を設け、 来客へのおもてなしや、社員の研修・活動の場として活用 している。新入社員の“茶道研修” では、桃谷尚子・常務取締役からお辞儀や畳の歩き方、お茶の点て方、いただき方などの作法を学び、相手を思いやる「おもてなしの心」を育むのがねらい。




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