相生市・谷口市長が市の魅力を語る 100年続くペーロン競漕や全国が注目のごみ処理施設建設計画も

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 兵庫県相生市の谷口芳紀市長が、このほど、ラジオ関西の生放送に出演し、毎年恒例の『相生ペーロン祭』など、市の魅力を紹介した。また、子育てしやすいまちづくりや、全国が注目するゴミ処理施設建設計画など、市の政策について語った。

相生市の魅力や市政について語る谷口芳紀市長(ラジオ関西スタジオにて)
相生市の魅力や市政について語る谷口芳紀市長(ラジオ関西スタジオにて)

 相生市は、瀬戸内海に面する兵庫県の南西部に位置し、東はたつの市、西は赤穂市に隣接する。古くから「造船のまち」として発展してきた歴史があり、現在も、ものづくりの文化が息づく。山陽新幹線の相生駅から、京阪神だけでなく東海や中国地方などへのアクセスも良い。

 谷口市長が市の魅力について最初に挙げたのが、相生湾の初夏の風物詩となっている『相生ペーロン祭』。ペーロン競漕は造船所で働く長崎県出身者によってもたらされたといい「1922(大正11)年に海上運動会としてスタートした」と紹介。長さ約13メートルの木造船・ペーロンに32人が乗り込み、速さを競う情景は圧巻で、前夜祭として開催される花火大会には「例年7万人から8万人が訪れる」という。2026年も5月30日に前夜祭、31日にペーロン競漕が予定されている。

「相生ペーロン祭」ペーロン競漕の様子(画像提供:相生市)
「相生ペーロン祭」ペーロン競漕の様子(画像提供:相生市)

 相生市でも他の地方都市と同じように、人口減少や少子高齢化問題を抱える。市では2011(平成23)年に『子育て応援都市宣言』を掲げ、全国に先駆けて教育や子育て、定住促進施策に力を入れてきた。全国に先駆けて、幼稚園・小学校・中学校でも給食費完全無償化を実施。また、高校生までの医療費無償化など、子育て家庭の負担軽減に取り組む。

 喫緊の課題となっているのは、特産品である養殖ガキの大量死。播磨灘で養殖されているカキが2025年秋に大量に死んでいることが分かり、かつてないほどの不漁に見舞われた。相生湾でも「7割以上のカキが被害にあった(漁業関係者)」という。谷口市長は「海水温上昇などが考えられるが、兵庫県が原因究明にあたっている。市でも危機感をもって対策を講じていきたい」と語った。そのほかの特産品として、地元の女性たちが市内で採れたゆずを使って作っている『ゆずみそ』や、お酒のおつまみやおみやげとして人気の『うまいか』などを紹介し、魅力をアピールした。

兵庫・相生市のお土産として人気の「うまいか」「ゆずみそ」
兵庫・相生市のお土産として人気の「うまいか」「ゆずみそ」

 相生市では現在、国内初の民間企業との公民連携による廃棄物処理施設整備運営事業を行っており、全国の自治体から注目を集めている。これは、民間企業が整備・運営を行う廃棄物処理施設(一般廃棄物、産業廃棄物の混焼施設)へ市の廃棄物処理を委託するもの。一般的に自治体が単独で施設整備を行う場合、整備費用として数十億から数百億円程度必要となり、合わせて将来にわたる施設の運営・維持管理費などが必要となる。しかし、この事業の場合、市の支出は廃棄物処理委託料のみとなり、市の廃棄物処理にかかる将来負担が大幅に抑制できるという。その他にも雇用や大幅な税収増が見込めるなど、メリットは大きい。谷口市長は「財政的に豊かではない同規模の自治体が注目し、視察に訪れている。私たちはその皮切りとして、この方式を成功させたい」と力を込めた。

全国から注目を集めるごみ処理場建設計画など、相生市の市政について語る谷口市長(左)
全国から注目を集めるごみ処理場建設計画など、相生市の市政について語る谷口市長(左)

 また、相生市内には珍しい桜の木があるという。番組内で次のように紹介された。

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