兵庫県洲本市の吉平敏孝市長がこのほど、ラジオ関西の生放送に出演し、市長就任から1か月の思いや市の魅力について語った。
洲本市は淡路島の中央部に位置し、古くから淡路島の政治・経済の中心地として栄えてきた。平野部に広がる市街地と、海・山・川の豊かな自然が共存する。
淡路島は、朝廷に食材を提供した『御食国(みけつくに)』として知られ、洲本市も玉ねぎや淡路ビーフ、ハモ、ウニなどの特産品に恵まれている。2026年に築城から500周年を迎えた洲本城や城下町の街並み、それに温泉などもあり、観光客を魅了している。
吉平市長は洲本市出身の45歳。2026年3月の市長選挙で現職らを破り初当選した。総合商社勤務時代に「“現場を大切に”と叩き込まれた」経験をもとに、初登庁から1か月間は「子育て支援センターや保育所をはじめ市内各所を回り、現状把握に努めた」と振り返る。そのうえで「これから、自分の色を出した政策を実現していきたい」と述べた。
洲本市も他の地方都市と同様に人口減少の問題を抱えている。吉平市長は「利便性が高く子育てしやすいまちだが、転出者が転入者を上回る状態が続いている。そこをなんとかするのが市長の役目」と話した。『活力あふれる洲本市』のスローガンのもと「地域経済の強いところに人は集まる。従来の企業誘致に加えて、若者の起業支援を拡充させたい」と、今後の展望を語った。
観光戦略については、淡路市、南あわじ市と連携し、淡路島全体で取り組んでいる。2025年の大阪関西万博に出展した人材サービス大手・パソナグループがパビリオンを淡路市に移設する予定で「そこを訪れた人が淡路島全体を回遊できるよう、取り組みを進めている」という。




