「バターサンド」で新市場開拓 創業153年の老舗が描くビジョン 5代目社長に聞く 【兵庫・神戸】

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 神戸の老舗和菓子店「亀井堂総本店」が、新たな事業展開に乗り出しています。創業153年の歴史を持つ同社は、看板商品である瓦せんべいに加え、バターサンド事業を強化し、一般消費者向け市場の開拓を進めています。5代目社長の松井隆昌さんに話を聞きました。

(左から)パーソナリティーの安本卓史、亀井堂総本店5代目社長・松井隆昌さん、パーソナリティーのTOMMY、パーソナリティーのKanon

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 同社では現在、売り上げの約6割を企業や団体向けのノベルティ商品など、法人取引(BtoB)が占めており、中でも力を入れているのが「バターサンド」だといいます。

 主力商品である瓦せんべいは、クッキーに近い原材料ながらも明治時代にバターが一般的でなかったことから、あえて使用せずに作られてきた歴史があります。

 松井氏さんは「瓦せんべいだけで100年後まで続けられるのかという不安がありました。瓦せんべいは変わらないお菓子と位置付けて、変わり続ける新しいお菓子を作ろうと考えました」と振り返ります。

 さらに「創業者がもし生きていたら何を作るだろうと考えたとき、『今ならバターを使ったお菓子を作っているはずだ』という発想に至りました」とも。伝統の延長線上にある“もしも”の視点が、新事業の出発点となったのだとか。

 製品にはスペイン産オリーブ・淡路島なるとオレンジ・瀬戸内レモン・丹波栗など、地域性を意識した素材が取り入れられています。

 このことについて松井さんは「一般の消費者に向けての商品強化」とした上で、「さまざまなサービスを通して、亀井堂総本店や瓦せんべいを知ってもらう流れを作っていきたい」と述べました。

※ラジオ関西『ハートフルサポーター』2026年4月12日放送回より

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