入学や結婚、長寿のお祝いの贈り物として喜ばれる、バウムクーヘン。これは、木の切り株にある年輪のように幸せを重ねていく……とのことから選ばれています。

ある日のティータイム中にバウムクーヘンをいただきながら、ふと思いました。長寿や幸せを重ねるという“年輪”に意味があるとしたら、その年輪の数にも意味があるのではないか、と。
さっそく、そのとき食べていたバウムクーヘンの年輪を数えてみました。1、2、3、4、5……11。意外と少ない!?
「いや、いま食べていたのが少なかっただけで、ほかのメーカーのものだともっと多いのでは?」と思い、買ってきて数えてみました。しかし、A社=13、B社=15、C社=11と、やはり、思っていたよりも少ない。
「こんなもんやったっけ?」
しかも、年輪の数はバラバラ。
“バウムクーヘンで腹パン”になってしまいましたので、買って食べることで調べるのはやめて、バウムクーヘンを作っている全国のメーカー・ケーキ屋さんに問い合わせてみることにしました。
もちろん、サイズなどで年輪の数に違いがあることはわかっているのですが、聞きたいのは、そこで製造販売しているバウムクーヘンの年輪の数。それから、数へのこだわりや意味があるのか、を尋ねてみます。

D社=15〜17、E社=12前後、F社=17〜19。最も多かったのはG社=24〜26で、最も少なかったのはH社=9という結果となりました。
それぞれの担当者さんが言うてはったのは、年輪の数に意味やゲン担ぎみたいなものはなく、製造しているバウムクーヘンのサイズ感だとこれくらいの巻き数が妥当とのこと。
かたさやふんわり感によるおいしさ、仕上がりの食感を、職人さんが見極めて巻き数を決め、丁寧に焼いているそう。そして、数の変動は、季節によって焼き上がりが異なることで発生するのだと教えてくださいました。







