「チョコレートパッケージアウォード」大賞は“一輪のバラ” フェリシモのミュージアムで企画展も開催

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 食べる前からときめく…!通販大手「フェリシモ」(神戸市中央区)が運営する「フェリシモ チョコレート ミュージアム」(同)は「チョコレートパッケージアウォード2026」の授賞式をこのほど開催。一般の人や専門家の視点で選ばれた優れたパッケージデザインを表彰した。「アウォード」開催は今回が初めて。

「チョコレートパッケージアウォード2026」授賞式で(神戸市中央区のフェリシモ本社)

 同ミュージアムは、約3万点におよぶ世界中のチョコパッケージを所蔵することで知られる。アウォードは、チョコレートパッケージを作り手の情熱や時代を映すデザインが凝縮された作品と捉えた企画。パッケージの価値をあらためて掘り起こそうと、一般のチョコ愛好家からの推薦も含め選ばれた作品が対象となった。

 大賞には洋菓子メーカー「メリーチョコレートカムパニー」(東京都大田区)の「ルル メリー ショコラサブレ」が選ばれた。大賞となったパッケージは同商品のうち小さなサイズのもので、一輪のバラのイラストが描かれた箱にブルーのリボンを結んだデザイン。審査員の1人は「贈り物をもらったように感じてうれしくなるパッケージ。一輪の花にあこがれと懐かしさがある」と評価した。

「チョコレートパッケージアウォード2026」大賞を受賞した「ルル メリー ショコラサブレ」(左上)

 メリーチョコレートカムパニーの担当者は「記念すべき第1回目の受賞でたいへん光栄。『一輪のバラに思いを 込めて手渡しできたらうれしい』というお客様の声をきっかけにつくった」と明かし、「大切なシーンで味とともにパッケージを楽しんでもらいたい」と話した。審査委員長賞には「LITTLE MOTHERHOUSE」(東京都中央区)の「イロドリチョコレート」が選ばれた。審査委員長を務めたフェリシモの矢崎和彦社長は「日本のチョコレートパッケージのデザインは特筆すべきものだ。パッケージの魅力を世界に向けて発信するアウォードにしていきたい」と意欲を示した。

大賞を受賞した「メリーチョコレートカムパニー」代表者に審査委員長の矢崎和彦・フェリシモ社長から表彰状などが手渡された

 授賞式後には、チョコレートジャーナリストの市川歩美さんとパッケージデザイナー三原美奈子さんによるトークイベントも実施。「なぜこのパッケージは心を動かすのか」をテーマに、造形美やストーリー性、贈答文化との関係など、さまざまな視点から議論が交わされた。

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 同ミュージアムでは現在、受賞パッケージ6点に加え、ノミネートされたものも一堂に展示する企画展「チョコレートパッケージアウォード展~箱をひらくとき、物語もひらく~」を開催中。大賞、審査委員長賞のほか、富士山と桜をあしらった浮世絵風の箱、茶道具の棗(なつめ)を模した容器、有名な外国メーカーの缶など、見るだけで楽しくなる多彩なパッケージを紹介している。

企画展「チョコレートパッケージアウォード展~箱をひらくとき、物語もひらく~」展示風景(神戸市中央区のフェリシモ チョコレート ミュージアム)
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