兵庫・赤穂の魅力を再発見 新聞7社が連携「ふるさとの光」プロジェクト “塩のまち”を多角的に発信

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 西日本の地方新聞7社が連携し、地域の魅力を発信する「『ふるさとの光』発見プロジェクト」の記者発表会が11日、神戸市内で開かれた。2024年に始まった同プロジェクトは、第2クールとなる今回から西日本新聞社が加わり、新たなスタートを切る。その第1弾の舞台には、兵庫県赤穂市が選ばれた。

 同プロジェクトは、人口流出や高齢化などの課題を抱える地域の“光”を掘り起こし、交流人口の拡大や地域活性化につなげることを目的に実施。神戸新聞社をはじめ、北國新聞社、福井新聞社、京都新聞社、山陽新聞社、中国新聞社、西日本新聞社の7社で構成する実行委員会が主催し、JR西日本が特別協賛する。

 今回の幹事社で、神戸新聞社の梶岡修一社長は、「歴史や文化といった地域資産の魅力を発掘・発信することで、地域課題の解決や地域経済への波及効果につなげたい」とあいさつ。JR西日本の倉坂昇治社長も、「それぞれの地域で光る人や文化、活動を発見し、発信していく素晴らしい取り組み」と期待を寄せた。

 兵庫県西南端に位置し、「忠臣蔵のふるさと」で知られる赤穂市は、日本遺産「『日本第一』の塩を産したまち 播州赤穂」に認定されるなど、“塩のまち”でもある。今年は江戸時代から続く塩づくり400周年の節目にあたる。

忠臣蔵ゆかりの赤穂大石神社(提供:赤穂市)
日本遺産・赤穂の塩(提供:赤穂市)

 今回は、観光、教育、食、旅行の分野で赤穂と関わりの深い4人が選定委員を担当。「訪れるたび、心とからだがととのうまち、赤穂」をメインテーマに、「心に響く赤穂の風景」「人々の温かさに触れる赤穂の出会い」「心と体ほどける赤穂のミネラル」「時を超え今に息づく赤穂の歴史」の4テーマから、名所、グルメ、伝統産業など、計16件の“ふるさとの光”を選定した。

 選ばれた赤穂市の“ふるさとの光”は次のとおり。

「心に響く赤穂の風景」
千種川、桃井ミュージアム、伊和都比売神社、たたみ岩、赤穂海浜公園オートキャンプ場(赤穂シーサイドパークグランピング)

「人々の温かさに触れる赤穂の出会い」
坂越アルプス、丸山県民サンビーチ、学生と住民との交流

「心と体ほどける赤穂のミネラル」
坂越かき、日本遺産・赤穂の塩、まるおファームのいちご、赤穂温泉

「時を超え今に息づく赤穂の歴史」
赤穂大石神社、大避神社、奥藤商事、赤穂緞通

千種川(提供:赤穂市)
伊和都比売神社(提供:赤穂市)

 記者発表会には選定委員の4人も出席。壇上で赤穂への思いを語った。

 公益社団法人ひょうご観光本部の土井友美 事業推進部長は、赤穂について「人や自然、歴史、食など、キラキラ光る宝物がたくさんある地域」と紹介。「旅をして、より健康に、より美しく」をテーマに、ウェルネスやリトリートの視点から魅力を発信したいと語った。

空から見た赤穂シーサイドパークグランピング
桃井ミュージアム(提供:赤穂市)

 市内にキャンパスを持つ関西福祉大学の金子美里准教授は、学生と地域住民が連携した野菜販売や地域活動などを通じ、「大学生が地域に関わることで、新しい可能性が生まれている」と説明。今年、自身も赤穂に住まいを構えたことを明かし、「住民目線でも本当に魅力を感じている」と話した。

丸山県民サンビーチ(提供:赤穂市)
地元農家と学生が連携した野菜販売
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