神戸市は21日、フィギュアスケート女子の坂本花織さんに、「神戸市スポーツ栄誉賞」を贈呈した。
同賞は、オリンピックや世界大会などで優秀な成績を収め、市民のスポーツ振興に顕著な功績を残した人物を表彰する制度。坂本さんへの贈呈は、2022年北京冬季オリンピック後に続き2度目となる。
今回は、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケート団体および女子シングルでの銀メダル獲得、ならびに、世界フィギュアスケート選手権2026で優勝した功績を評価された。

この日、贈呈式の会場である神戸市役所を訪れた坂本さん。大勢の職員らが拍手で出迎え、神戸市の久元喜造市長から花束が贈られた。
今シーズン限りで現役を引退する坂本さん。贈呈式では久元市長らから、これまでのキャリアを労われ、今後の神戸での後進育成にも期待をかけられつつ「最後に、ご結婚おめでとうございます!」と祝意を伝えられる場面も。笑顔で「ありがとうございます!」と答えていた。
また、式のあいさつでは、「今シーズンは引退を決めてから、最後じゃないんじゃないかと思うぐらい、毎日すごく充実した練習ができた。素晴らしい結果で終わることができたのは、神戸市民、市長をはじめ、本当にたくさんの方々が、あのリンク(拠点となった『シスメックス神戸アイスキャンパス』)を作ってくださり、環境が整ったおかげ」と感謝を述べた。

歓談の場で、神戸のどこが好きかを問われた際には、「試合などで海外や他府県に行くことがあるが、帰ってきた時に一番空気がおいしいというか。本当に住み心地が良すぎて、毎回帰ってくるたびに『もう神戸でしか住めへんなと思う』」と話し、神戸愛を強調。久元市長らはその話を聞き、大変喜んでいた。
受賞について坂本さんは、「オリンピック、世界選手権の結果が認められたのかなと思うので、それはすごくうれしい。神戸市民としてすごくありがたいこと」と喜びを口にした。市職員らから多くの出迎えを受けたことにも、「すごく温かく迎えていただき、うれしかった」と笑顔を見せた。
また、贈呈式では、自身のポスターに現在も使用しているサインを書き込む場面があった。そのサインについて、「小学校高学年のときに考えた」と明かし、「当時はまだ上で戦えるレベルではなく、先生と1年ごとに目標を決めてコツコツやっていた。オリンピックは現実的ではなかったけど、いつかはという思いでやっていた」と当時を回顧。「初心を忘れないためにも、変えずに使っている」と語った。





