サッカー・J1のヴィッセル神戸は8日、神戸市役所を表敬訪問し、J1百年構想リーグ優勝を神戸市の久元喜造市長に報告した。表敬訪問にはミヒャエル・スキッベ監督、キャプテンの山川哲史選手と、クラブを運営する楽天ヴィッセル神戸株式会社の千布勇気社長が出席。山川選手は「スポーツの力で神戸を盛り上げていきたい」と語り、クラブとして地域への貢献を誓った。

冒頭、千布社長は「神戸市の皆さまには多大なるご支援、サポートをいただいた。チームが苦しいときにも声援が後押しになり、なんとか優勝することができた」と感謝。「唯一無二の百年構想リーグというタイトルを獲得できたことを本当に誇りに思う」と喜びを語った。
スキッベ監督は「以前ここに来たとき、神戸という街が好きになったと話したが、この5か月で家族も含めて神戸を非常に気に入っている。エネルギーがあって画期的な街だと再認識している」と笑顔を見せた。
また、プレーオフラウンド1-2位決定戦第1戦の鹿島アントラーズ戦での5-0の勝利について、「チームとして、街として、歴史に残るような試合をお見せできたことをうれしく思う」と振り返った。
山川選手は「ACLE(AFCチャンピオンズリーグエリート)では悔しい思いをしたが、リーグのタイトルを獲得して、また(次回の)ACLEの舞台に戻れることをうれしく思う」とコメント。「(J1百年構想リーグの優勝は)たくさんの選手が出場して、全員で勝ち取ったタイトル。ヴィッセルの力もどんどん底上げされたと思う」とチームの成長を実感した。
さらに、7日にラグビーのコベルコ神戸スティーラーズがリーグワンを優勝したことにも触れ、「ラグビーやバスケットボール、サッカーといろんなスポーツの分野で神戸を盛り上げていけると思う。ヴィッセル神戸も来シーズン以降、スポーツの力で神戸を盛り上げていけるよう頑張りたい」と力を込めた。

歓談では、久元市長から就任1年目でチームを優勝に導いた手腕について問われたスキッベ監督が、「新しいチームをイチからつくったというより、前任者が良いチームをつくってくれていたところにアクセントを加えた結果」と説明。「大事な試合でここぞというとき、経験のある年長の選手が活躍を見せてくれたことも、(優勝の)大きな要因の1つ。また、彼らだけでなく、神戸出身や育成組織出身の選手たちの中にも、今シーズンはチャンスをつかんでくれた選手たちがいる。良いミックスができたことが優勝につながった」と述べた。


歓談の最後には、市議の一人から「山川選手の(顔写真入りの)ティッシュを机に置いて、私も日々戦っている。花粉症のときに使おうと思っていたが、使わずに置いていてよかった。ピッチで頑張ってください」と、山川選手がティッシュを手渡されて激励を受ける場面も。思わず笑みを浮かべたキャプテンは「はい! かぜもブロックします!」と応じていた。






