Jリーグの特別大会「J1百年構想リーグ」を制したヴィッセル神戸。優勝後、オフシーズンに入っているが、選手たちがイベントに登場し、サポーターと交流を深めている。6月8日に神戸市内で行われたトークショーには山川哲史選手と酒井高徳選手が登場。ファン・サポーターの質問に答えるとともに、イベント後に報道陣の取材に応じた。

ヴィッセル神戸と楽天モバイルのコラボイベント、「最強トークショー&3ショット撮影会」に出演した両選手。
「将来、監督をやってみたいですか?」という質問では、「本当に全然考えていない」と、酒井選手。「いかに自分の戦術をチームに落とし込めるか、日々の積み重ねの経験値が必要。それが得意な人が、僕の中のいい監督」と、監督論を展開。「いろんな監督を見てきたが、自分はたぶん言うほうで、落とし込むタイプではない。監督になってわざわざプレッシャーを感じたいとは思わない」と持論を語っていた。
また、試合に向けてコンディションをどう整えているのかを問われた際、山川選手は、「試合が終わった瞬間から、疲れをとるためのリカバリーをするなど、次の試合の準備が始まっている。大事なのは食事と睡眠。いいトレーニングをするためには、いい体の状態であることが必要」とコメント。酒井選手もその意見に賛同していた。
そのほか、試合中、ピッチ内でのやり取りなどを2人が明かす様子には、サポーターも真剣に聞き入っていた。
イベントの最後には、山川選手が「選手とサポーターが一致団結して、必ず目標を達成できるように、全員で成長していきましょう」と述べれば、酒井選手が「1年間という長い戦いは、確実に僕ら選手だけでは乗り越えられないシーズン。他の大会もあって連戦もあって厳しくなってくる。そこで皆さんの応援が絶対に必要。特に、ホームでは力強い声援をお願いしたい。来シーズンまた、選手とサポーターが一丸となって、タイトルを取りに行きましょう!」と力強くJ1優勝への意気込みを語った。
イベント後、報道陣の取材に対し、「『優勝したんだな』と実感がわくようなイベントだったのでよかった」と述べたのは、酒井選手。
神戸の一員となってから、クラブのすべてのタイトルをピッチで経験している背番号24は、今回の優勝について、「タイトルは、選手たちを含めてクラブが『優勝したい』という意識を持って積み重ねてきた証拠。その中で僕が伝えられる経験を伝えている。自分も含めて、今まで携わってきた選手やスタッフの力で、ヴィッセルがこういう立ち位置にいられる」と、クラブ全体のタイトル獲得への意識の高さを要因に挙げていた。
また、「ヴィッセルは、タイトルを取れるだけ取るというクラブにならなきゃいけない。この5つ目のタイトルに満足せず、6、7、8とどんどん行きたい」と、タイトルへのどん欲な思いも明かした。
一方、サポーターへの優勝報告会で、J1百年構想リーグ優勝のタイトルの重要性を語った山川選手。この真意について、「半年というこれまでにないシーズンで、どこもやりにくさはあったと思うが、全員が同じ条件で戦って結果を残せたというのは、間違いなく自信を持って(優勝の)星を付けていいもの。唯一無二の大会をとれたことは、Jリーグとはまた違った価値がある」と語っていた。
J1百年構想リーグを制したことで、AFCチャンピオンズリーグエリート2026/27へのリーグステージからの出場権を獲得した。4月の2025/26シーズンでのACLEでは、ベスト4での悔しい敗退も経験しただけに、リベンジへの思いも強い神戸。山川選手は「(ACLEに)また戻れるのはすごく大事なこと。最低限出さなければいけない結果だったので、そこに出場できることに安どしている。ただ、このままではアジア制覇は間違いなく成し遂げられないと思うので、もっともっと自分たちで突き詰めてやっていく必要がある」と、アジアタイトル獲得への強い思いも示した。
最後に、FIFAワールドカップ2026北中米大会について問われた際、酒井選手は、「時間が遅いので……ライブでは見ないかもしれない」と述べつつ、「日本がどこまで行くのか興味がありますし、海外から帰ってきて、『日本サッカーにはいろいろ考えるところがある』と発言もしてきました。日本代表が世界でどれだけできるのかを見せることが、Jリーグの価値にもつながってくると思う。日本のこれからの発展のためにもいい結果を残してほしい」と、代表にエールを送った。
また、山川選手は、「僕は代表に入ったことがないので、まずは目指す場所として、今の日本代表が世界のどの位置にいるのかを図る、客観的にも見れる大会だと思うので、楽しみに観戦させていただきたい」と話していた。






