コシノジュンコさん“アシンメトリー”神戸の洋裁学校へ タカラベルモント《Expo Legacy》

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神戸女子洋裁専門学校OG・齋藤碧さん(写真右)と平川萌々菜さん

 同校は1947(昭和22)年創立。「自分の服は自分の手で」をモットーに、少数精鋭でデザインから製図、縫製までを修得し、ファッション界で即戦力となる教育を行う5年制の専修学校。
 入学後に自分自身の夏の制服やコートを授業で型紙から起こし、ミシンを踏んで仕立てる「昔ながらの裁縫」を学ぶ、近年まれにみる指導に定評がある。

「基本はミシンから」現代も生き続ける技術継承 ※画像提供・神戸女子洋裁専門学校
学生が神戸のさまざまな風景をイメージした作品「神戸タータン」(写真左・ポートタワーをイメージ)

松若さんがデザインを手掛ける神戸タータンドレス

 寄贈されたユニフォームを試着した同校高等課程2年、松若奏音(かのん)さん(17・神戸市西区)は、「ユニフォームを初めて目にした時、『とても奇抜だなぁ』と思った。もともと、ふんわりとした柔らかなデザインが好きだが、直線的な柄で、機能性があり、何よりも着心地が良かった」と満足気に話した。

学生を代表してあいさつした高等課程1年・柴藤美月さん(16)「アシンメトリー(左右非対称)の難しさは、左右でまったく異なる型紙を作るところ さらに機能性を追求するハードルの高さも」

 またOGの齋藤碧さん(24・兵庫県姫路市)は、卒業後に文化服装学院(東京都渋谷区)で学び、高度なデザイン技術を身に着けた。この日、コシノさんがユニフォームデザインの構想時に、アシンメトリーの下絵を即座にスケッチしたエピソードを知り、「アシンメトリーはデザインの中でもとりわけ難易度が高い。左右非対称とはいえ、見た目に違和感がないようにするには、デザイナーのバランス感覚が問われる。いかに素晴らしいデザインかがよくわかった」と語った。

 寄贈されたユニフォームは、同校のエントランスに展示されている。

エントランスに飾られたユニフォーム ※画像提供・神戸女子洋裁専門学校

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 タカラベルモントは1970年大阪万博で、建築家・黒川紀章氏が設計したパビリオン「タカラビューティーリオン」(ビューティとパビリオンの合成語)を出展。どこよりも早く完成させることにこだわった創業者の言葉どおり、7日間で完成したパビリオンには、350万人以上の来場者が訪れた。

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