ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのフィギュアスケート女子シングルで銀メダルを獲得した坂本花織さん(神戸市出身)に2日、兵庫県の最高位の表彰である「誉(ほまれ)賞」が贈られた。兵庫県庁で贈呈式が実施され、五輪での活躍と、長年にわたり日本フィギュア界をけん引してきた功績がたたえられた。

坂本さんは冬季オリンピックに3回出場、計4個のメダルを得たほか、世界選手権でも4度金メダルを獲得。輝かしい成績を収め、5月に現役を引退した。
同日午前、坂本さんが県庁ロビーに姿を見せると、集まった県職員らが拍手で出迎えた。花束を受け取った坂本選手は「皆さんのたくさんの応援のおかげで頑張ることができた。本当にありがとうございました」とにこやかにあいさつした。

その後の贈呈式で、斎藤元彦知事から表彰状が手渡された。斎藤知事は「県民に元気と勇気を与えていただいた。あらためて感謝申し上げたい」と述べ、「まずはゆっくり体を休め、次のステージへの準備を進めてほしい。今後、兵庫を中心として指導に取り組まれることを心から応援している」とエールを送った。
贈呈後、斎藤知事が「(ミラノ五輪の)最後のフリーを終えた時の表情が印象的だった」と語りかけると、「自分が終わりたいと思ったイメージとは違い、納得いかなくて、悔しさがにじみ出すぎていた。いまだに思い出して、うるっとしてしまう。悔しい思いがまだ残っている」と明かした。一方で、坂本さんの明るい振る舞いが日本チームを盛り上げた話題になると、「みんなが同じ気持ちで同じ方向に向かって進んでいくべきだと思っていた。気持ちが一致していたので、自然と楽しい雰囲気になっていた」と振り返った。


今後については「指導者として世界に羽ばたく選手を育てたい」と決意表明。現在は、指導者になるための資格取得に向けて「先生方の下っ端として働いています」と笑顔を見せた。その上で「すてきな場所で育ったと思う。これからも神戸愛強めで活動していきたい」と、ふるさとへの思いも口にした。





