生命はなぜ滅び、次の生命はどのように登場、繁栄していったのか。地球の生命史の中で起きた5度の「大量絶滅」に焦点を当てた特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区)で開幕した。最新研究成果をもとに、生命史最大の危機と、その後に起きた驚くべき進化のドラマを貴重な標本や化石とともに紹介する展覧会だ。10月12日(月・祝)まで。

同展は国立科学博物館(東京都台東区)で約50万人が訪れた大人気展。子どもたちの夏休みが始まるタイミングで大阪展がスタートした。
約40億年前に誕生した生命は、これまで幾度となく絶滅の危機に直面。その中でも、短期間に分類群の75%以上が失われたとされる5回の大規模な絶滅現象は「ビッグファイブ」と呼ばれ、生命の歴史を大きく書き換えたできごととして知られる。本展は、この5度の大量絶滅をテーマに据え、国立科学博物館の古生物研究者と火山研究者が総力を挙げて企画。絶滅を単なる「終わり」としてではなく、その後の新たな進化や生物多様性の誕生につながる転換点として位置づける内容だ。

会場では、約4億4400万年前のオルドビス紀末から、約6600万年前の白亜紀末まで、5回の大量絶滅を時代順に紹介。それぞれについて、当時の地球環境や絶滅を引き起こした要因、絶滅後にどのような生物が現れ、繁栄したのかを、化石や標本、復元模型、CG映像、パネル展示などを通して分かりやすく解説している。
大きな見どころは、各地から集められた貴重な化石標本やレプリカの数々だ。デボン紀の巨大な魚「ダンクルオステウス」や、背中に特徴的な帆のような構造を持つ「ディメトロドン」、白亜紀のスター「ティラノサウルス」「トリケラトプス」などのほか、米デンバー自然科学博物館が所蔵する日本初公開の多彩な標本も公開。また、会場の中央には「クリオロフォサウルス」と「レドンダサウルス」の全身骨格標本を2体並べ、恐竜が栄えた時代をダイナミックに再現した。








