平成世代は「進化してる」、親から見れば「子どもが夢中」 Z世代が調べてみた 令和のシール文化

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

「ボンボンドロップシール1枚と、普通のシール2枚。」

 若者の間で人気を集める「シール交換」には、そんな独自の"交換レート"が存在するようです。

 このたび、声優やタレントを目指す専門学校生が、令和のシール文化を調査し、ラジオ番組内で取材リポートを発表しました。

「昔はプリクラをシール帳に貼っていたけど、ボンボンドロップシールみたいな、こんなにぷっくりしたシールはなかったですね」

 平成にシール帳を楽しんだ世代のタレントの誠子さん(1988年生まれ)は、実物を手に取って驚いた様子。一方、小学生の子どもを持つタケモトコウジさん(ラジオDJ、1978年生まれ)は、「うちの子が熱を持って集めています。今年に入って一気にブームになった気がします」と話します。

 学生によると、ボンボンドロップシールはスマートフォンケースを飾ったり、シール帳に集めたりして楽しむアイテムで、2025年秋ごろから人気が広がりました。

学生が実際に使っているシール帳

 開発元のクーリアによると、本物の飴玉や宝石のような立体感が特徴で、「透明感と立体感のあるデコパーツのようなシールを作れないか」と考えたことが開発のきっかけだったといいます。

 実際に触れた誠子さんは「進化してる!」とコメント。タケモトさんも「立体感がすごい。5ミリくらい厚みがある。これは欲しくなる」と興味津々でした。

 学生は学内でアンケートも実施。回答者のおよそ3分の1が、現在または過去にシール帳を作ったことがあると答えました。きっかけとして多かったのは、「友だちが始めた」「周りが持っていたから」といった身近な影響です。

 集めているシールは、サンリオやディズニー、「パペットスンスン」「たまごっち」のほか、「たまごあし」といったキャラクターも人気でした。

「『たまごあし』って知ってました? 卵に足が生えたようなキャラクターなんです」と学生が紹介すると、誠子さんは「キモカワやんな!」と反応。タケモトさんも「うちの子のシール帳にも紛れ込んでいる。情報は入ってこないけど、このシールだけ増えてる!」と話し、笑いを誘いました。

 さらに調べてみると、シール交換には独自のルールがあることも分かりました。

 人気のボンボンドロップシールは通常の平らなシールより価値が高く、「ボンボンドロップシール1枚と、普通のシール2枚」といった交換条件になることもあるそうです。

「強い、弱いみたいなのがあるんや」

 誠子さんがそう話すと、学生も「『これは譲れない』『ちょっと割に合わない』という感覚があるようです」と説明しました。

 一方、シール帳を作ったことがない学生からは、「好きな作品のシールが発売されたら始めたい」という声も。ホロライブ(女性VTuberタレントグループ)やウマ娘、LINEスタンプのキャラクターなど、自分の“推し"がきっかけになりそうだという意見も寄せられました。

 クーリアによると、現在は子どもから大人の女性まで幅広い世代に人気があり、海外向けには和柄や忍者、相撲をモチーフにした商品も展開しています。

 調査した学生は、「シールは集めるだけではなく、交換を通して会話が生まれ、コミュニティーができていると感じました」と振り返ります。

 平成世代、子育て世代、そしてZ世代……それぞれの目線から見えてきたのは、「好き」を集め、「好き」でつながる令和のシール文化でした。

※ラジオ関西『Clip』月曜日「走れ!Clip特派員!」より

ラジオ関西『Clip』月曜日で6月のマンスリーパーソナリティーをつとめた誠子さん(左)、同レギュラーパーソナリティーのタケモトコウジさん(右)と、神戸電子専門学校の学生
LINEで送る

関連記事